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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.23.7 STDDEV_POP

母集団標準偏差を求めます。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

一般集合関数STDDEV_POP::=STDDEV_POP(値式)

(2) 指定形式の説明

値式

母集団標準偏差を求める際の入力値を値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。

(3) 規則

  1. ナル値は集計対象に含まれません。

  2. 次に示す場合,実行結果はナル値になります。

    • 入力行数が0の場合

    • 集計対象の値がすべてナル値の場合

  3. 一般集合関数STDDEV_POPの実行結果は,一般集合関数VAR_POPの平方根と等しくなります。

  4. 値式に指定できるデータ型と一般集合関数STDDEV_POPの実行結果のデータ型を次の表に示します。

    表7‒24 値式に指定できるデータ型と一般集合関数STDDEV_POPの実行結果のデータ型

    項番

    値式に指定できるデータ型

    一般集合関数STDDEV_POPの実行結果のデータ型

    1

    INTEGER

    DOUBLE PRECISION

    2

    BIGINT

    3

    SMALLINT

    4

    DECIMAL(m,n)

    5

    NUMERIC(m,n)

    6

    DOUBLE PRECISION

    7

    FLOAT

(4) 例題

例題

給与表(SALARYLIST)から,社員の給料(SALARY)の母集団標準偏差を求めます。

SELECT STDDEV_POP("SALARY") AS "STDDEV_POP"
    FROM "SALARYLIST"

実行結果の例

[図データ]