42.5.1 #CHUNKS(チャンク情報の表示)
- 機能
-
指定された表のチャンク情報を表示します。
- 形式
-
#CHUNKS 〔スキーマ名.〕表識別子 〔SHOW {ALL|COMMENT}〕;
- 〔スキーマ名.〕表識別子:
-
チャンク情報を表示する表名を,「スキーマ名.表識別子」の形式で指定します。スキーマ名を省略した場合は,このサブコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子が仮定されます。
スキーマ名または表識別子中に,英小文字または\がある場合の指定規則については,「1.4.3 表名の指定規則」を参照してください。
- 〔SHOW {ALL|COMMENT}〕:
-
SHOW ALLを指定した場合
システム表のSTATUS_CHUNKS表のすべての列が表示されます。表示される内容については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのSTATUS_CHUNKSの内容を参照してください。
SHOW COMMENTを指定した場合
次の表に示す内容がすべて表示されます。
このオプションを省略した場合(SHOW ALLおよびSHOW COMMENTを指定しない場合)
次の表に示す内容が表示されます。ただし,CHUNK_COMMENT列は表示されません。
表42‒3 #CHUNKSで表示される内容(SHOW COMMENTを指定した場合,またはオプションを省略した場合) 項番
列名
内容
1
CHUNK_ID
チャンクID
2
IS_CURRENT_CHUNK
カレントチャンク
-
'Y':カレントチャンクである
-
'N':カレントチャンクではない
3
CHUNK_STATUS
- チャンクの状態
-
詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのSTATUS_CHUNKSの内容のCHUNK_STATUSを参照してください。
4
IS_ARCHIVE
アーカイブ状態のチャンクかどうか
-
'Y':アーカイブ状態のチャンク
-
'N':アーカイブ状態ではないチャンク
5
STORAGE_FORMAT
チャンク内のデータ格納形式
-
'COLUMN'
カラムストア形式
-
'ROW'
ローストア形式
6
CREATE_TIME
- チャンクの作成日時
-
詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのSTATUS_CHUNKSの内容のCREATE_TIMEを参照してください。
7
CHUNK_COMMENT
- チャンクに設定されたコメント
-
コメントが設定されていない場合は,ナル値が格納されます。
SHOW COMMENTオプションを指定した場合だけ,表示されます。
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- 留意事項
-
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#CHUNKSを実行して表示される表のチャンク情報の範囲は,HADBユーザが持っている権限によって異なります。表示される表のチャンク情報の範囲を次に示します。
- DBA権限を持っているHADBユーザの認可識別子で接続している場合
-
すべてのHADBユーザが定義した表のチャンク
- 上記の権限を持っていないHADBユーザの認可識別子で接続している場合
-
-
自分(HADBサーバに接続中の認可識別子のHADBユーザ)が定義した表のチャンク
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ほかのHADBユーザによって付与されたアクセス権限の対象となる表のチャンク
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PUBLIC指定で許可された表のチャンク
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なお,#CHUNKSを実行して表示される表のチャンク情報の範囲は,システム表のSTATUS_CHUNKS表を参照できる範囲と同じです。詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのシステム表の概要のHADBユーザが参照できるシステム表の範囲を参照してください。
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#CHUNKSを実行すると,システム表の排他が取得されます。#CHUNKSを実行したあと,すぐにCOMMIT文を実行してください。COMMIT文を実行しないと,システム表の排他が解放されません。ただし,#CHUNKSを実行したあとで,adbsqlコマンドを終了する場合は,システム表の排他は解放されるため,COMMIT文の実行は不要です。
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存在しないスキーマ名や表識別子を指定した場合,#CHUNKSの実行結果は0行になります(エラーにはなりません)。
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#SET DISPLAYでOFF(検索結果を出力しない)を指定していても,#CHUNKSの実行結果は出力されます。adbsqlサブコマンドの#SET DISPLAYについては,「42.5.12 #SET DISPLAY(検索結果の出力)」を参照してください。
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#SET EXECTIME REPORTでON(SQL文の実行時間を出力する)を指定していても,#CHUNKSの実行時間は出力されません。adbsqlサブコマンドの#SET EXECTIME REPORTについては,「42.5.14 #SET EXECTIME REPORT(SQL文の実行時間の出力)」を参照してください。
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#SET OPT REPORTでON(インデクス情報,作業表情報,およびアクセスパス情報を表示する)を指定していても,#CHUNKSの実行時に,インデクス情報,作業表情報,およびアクセスパス情報は出力されません。adbsqlサブコマンドの#SET OPT REPORTについては,「42.5.16 #SET OPT REPORT(インデクス情報,作業表情報,およびアクセスパス情報の表示)」を参照してください。
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#SET OPT REPORTでEXEC=PREPARE(SQL文を実行しない)を指定していても,#CHUNKSの実行結果は出力されます。
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