Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.3.1 Connectionインタフェースのメソッド一覧

〈この項の構成〉

(1) Connectionインタフェースの主な機能

Connectionインタフェースでは,主に次の機能が提供されています。

(2) HADBでサポートしているConnectionインタフェースのメソッド

HADBでサポートしているConnectionインタフェースのメソッドの一覧を次の表に示します。

表8‒9 Connectionインタフェースのメソッドの一覧

項番

Connectionインタフェースのメソッド

機能

1

clearWarnings()

Connectionオブジェクトに通知されたすべての警告をクリアします。

2

close()

HADBサーバとの接続を切断します。

3

commit()

直前のコミットまたはロールバック以降に行われた変更をすべて有効とします。

4

createStatement()

SQL文をHADBサーバに送るためのStatementオブジェクトを生成します。

5

createStatement(int resultSetType, int resultSetConcurrency)

6

createStatement(int resultSetType, int resultSetConcurrency, int resultSetHoldability)

7

getAutoCommit()

このConnectionオブジェクトの現在の自動コミットモードを取得します。

8

getCatalog()

このConnectionオブジェクトの現在のカタログ名を取得します。

9

getHADBConnectionID()

このConnectionオブジェクトに割り当てられているコネクションIDを取得します。

10

getHADBConnectionSerialNum()

このConnectionオブジェクトに割り当てられているコネクション通番を取得します。

11

getHADBOrderMode()

このConnectionオブジェクトの,SELECT文の最も外側の問合せ指定または問合せ式本体に指定したORDER BY句の文字データの並び替え順序を取得します。

12

getHADBSQLHashFltSize()

このConnectionオブジェクトに設定されているハッシュフィルタ領域サイズを取得します。

13

getHADBSQLHashTblSize()

このConnectionオブジェクトに設定されているハッシュテーブル領域サイズを取得します。

14

getHADBSQLMaxRthdNum()

このConnectionオブジェクトに設定されている最大SQL処理リアルスレッド数を取得します。

15

getHADBTransactionID()

実行中のトランザクションのトランザクションIDを取得します。

16

getHoldability()

このConnectionオブジェクトを使用して生成されるResultSetオブジェクトの現在の保持機能を取得します。

17

getMetaData()

DatabaseMetaDataオブジェクトを生成します。

18

getSchema()

このConnectionオブジェクトの現在のスキーマ名を取得します。

19

getTransactionIsolation()

このConnectionオブジェクトの現在のトランザクション隔離性水準を取得します。

20

getTypeMap()

このConnectionオブジェクトに関連したMapオブジェクトを取得します。

21

getWarnings()

このConnectionオブジェクトに関する呼び出しによって報告される警告を,SQLWarningオブジェクトに取得します。

22

isClosed()

Connectionオブジェクトがクローズされているかどうかを返します。

23

isReadOnly()

このConnectionオブジェクトが読み込み専用モードかどうかを取得します。

24

isValid(int timeout)

現在の接続状態を取得します。

25

nativeSQL(String sql)

指定したSQL文内のエスケープ句を,HADBが実行できる形式に変換します。

26

prepareStatement(String sql)

パラメタ付きのSQL文をHADBサーバに送るためのPreparedStatementオブジェクトを生成します。

27

prepareStatement(String sql, int resultSetType, int resultSetConcurrency)

28

prepareStatement(String sql, int resultSetType, int resultSetConcurrency, int resultSetHoldability)

29

rollback()

トランザクションによって実行された変更をすべて元に戻し,Connectionオブジェクトが保持するロックをすべて解除します。

30

setAutoCommit(boolean autoCommit)

この接続の自動コミットモードを設定します。

31

setCatalog(String catalog)

渡されたカタログ名を設定し,Connectionオブジェクトのデータベースの作業用サブスペースを選択します。

32

setHADBAuditInfo(int pos,String userinfo)

ユーザ任意の接続情報(ユーザ付加情報)を設定します。

33

setHADBOrderMode(int mode)

このConnectionオブジェクトの,SELECT文の最も外側の問合せ指定または問合せ式本体に指定したORDER BY句に対して,文字データの並び替え順序を設定します。

34

setHADBSQLHashFltSize(int areaSize)

このConnectionオブジェクトに対してハッシュフィルタ領域サイズを設定します。

35

setHADBSQLHashTblSize(int areaSize)

このConnectionオブジェクトに対してハッシュテーブル領域サイズを設定します。

36

setHADBSQLMaxRthdNum(int rthdNum)

このConnectionオブジェクトに対して最大SQL処理リアルスレッド数を設定します。

37

setHoldability(int holdability)

このConnectionオブジェクトを使用して生成されたResultSetオブジェクトの保持機能を設定します。

38

setReadOnly(boolean readOnly)

このConnectionオブジェクトを読み取り専用モードに設定します。トランザクションアクセスモードを設定します。

39

setSchema(String schema)

アクセスするスキーマ名を設定します。

40

setTransactionIsolation(int level)

このConnectionオブジェクトのトランザクション隔離性水準を設定します。

重要

この表に記載されていないメソッドは,HADBではサポートしていません。サポートしていないメソッドを実行すると,SQLExceptionが投入されることがあります。

(3) 必要なパッケージ名称とクラス名称

Connectionインタフェースを使用する場合に必要なパッケージ名称とクラス名称を次に示します。