18.35.1 Azure環境でマルチノード機能を使用する場合の留意事項
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「18.1 この章を読む際の留意事項」~「18.33 マルチノード機能使用時の注意事項」は,オンプレミス環境およびAzure環境共通の説明です。「18.35 Azure環境でのマルチノード機能の運用」では,Azure環境でマルチノード機能を使用する際の固有の運用を説明しています。
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Azure環境でもオンプレミス環境と同様に次のどちらかのマルチノード構成を構築できます。
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HAモニタありのマルチノード構成
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HAモニタなしのマルチノード構成
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HAモニタありのマルチノード構成の場合,HAモニタの系切り替え機能を使用します。Azure環境の場合,系を切り替える際の共有ディスクのデータの保護方法には,系のリセットだけが使用できます。系のリセットをする際に必要なAzureの構成については,マニュアルHAモニタ パブリッククラウド編のシステムの構築の構築の流れの系のリセットまたはネットワーク遮断をする場合を参照してください。
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HADBのマニュアルを読む際,サーバマシンはAzureの仮想マシンと読み替えてください。
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Azure環境でマルチノード構成を構築する場合,クラウドストレージ機能を使用します。クラウドストレージ機能については,「2.21.3 Azure環境でHADBサーバを使用する場合」の「(2) Azure Blob StorageにDBエリアのデータを格納する場合(クラウドストレージ機能を使用する場合)」の「(a) クラウドストレージ機能とは」を参照してください。