Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.3.3 ネットワーク構成

HAモニタなしのマルチノード構成の場合,次に示す2つのネットワークを使用します。2つのネットワークは物理的に分けてください。

〈この項の構成〉

(1) クライアント−サーバ間ネットワーク

HADBクライアントとHADBサーバ間の通信で使用するネットワークです。

HADBクライアントは,プライマリノードのIPアドレスを使用してマルチノード構成のHADBサーバに接続します。

図18‒2 HAモニタなしのマルチノード構成のシステム構成例(オンプレミス環境の場合)」でのIPアドレス,およびポート番号の設定例を次の表に示します。

表18‒5 クライアント−サーバ間ネットワークのIPアドレスとポート番号の設定例

項番

設定対象

IPアドレス

ポート番号

1

クライアントマシン

10.196.108.111

設定不要

2

サーバマシンhadb01(プライマリノード)

10.196.108.11

23650

3

サーバマシンhadb02(ワーカーノード)

10.196.108.12

23650

4

サーバマシンhadb03(ワーカーノード)

10.196.108.13

23650

5

サーバマシンhadb04(ワーカーノード)

10.196.108.14

23650

(2) ノード間ネットワーク

HADBサーバ間の通信で使用するネットワークです。

ネットワーク構築する際,LinuxのBonding機能を使用したNIC冗長化を推奨します。また,Bonding機能を使用する際には,複数のLANカードを用意してください。Bonding機能の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。

図18‒2 HAモニタなしのマルチノード構成のシステム構成例(オンプレミス環境の場合)」でのIPアドレス,およびポート番号の設定例を次の表に示します。

表18‒6 ノード間ネットワークのIPアドレスとポート番号の設定例

項番

設定対象

IPアドレス

ポート番号

1

サーバマシンhadb01(プライマリノード)のHADBサーバ間通信

172.16.0.11

23651

2

サーバマシンhadb02(ワーカーノード)のHADBサーバ間通信

172.16.0.12

23651

3

サーバマシンhadb03(ワーカーノード)のHADBサーバ間通信

172.16.0.13

23651

4

サーバマシンhadb04(ワーカーノード)のHADBサーバ間通信

172.16.0.14

23651