15.3 トラブルシュート情報の削除(adbinfosweepコマンド)
HADBサーバが出力したトラブルシュート情報は,HADBサーバが停止中のときにadbinfosweepコマンドを実行すると削除できます。
次に示すときに,HADBサーバが出力したトラブルシュート情報は,自動的に削除されません。
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サーバプロセスの強制終了時に出力されたトラブルシュート情報
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サーバプロセスでの内部矛盾の検知時に出力されたトラブルシュート情報
そのため,トラブルシュート情報の容量が増加し続けると,ディスクの空き容量が不足する原因となります。定期的にadbinfosweepコマンドを実行して,ディスクの空き容量を確保してください。
adbinfosweepコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスのadbinfosweep(トラブルシュート情報の削除)を参照してください。
adbinfosweepコマンドを実行するタイミングを次に示します。
- adbinfosweepコマンドを実行するタイミング
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HADBサーバが異常終了した場合に,adbinfogetコマンドでトラブルシュート情報を取得したあとで,adbinfosweepコマンドを実行してください。
adbinfosweepコマンドで,削除できるトラブルシュート情報を次に示します。
削除できるトラブルシュート情報の一覧
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障害情報(コアファイル)
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$DBDIR/SPOOL/core.サーバプロセスのプロセスID
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サーバ定義adb_core_pathオペランドで指定したパス/core.サーバプロセスのプロセスID
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サーバ定義格納ファイル
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$ADBDIR/spool/.defrslt
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HADBダンプファイル
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$ADBDIR/spool/adbdumpYYYYMMDDhhmmss.サーバプロセスのプロセスID
YYYYMMDDhhmmssは,ファイルを生成した時刻になります。
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$ADBDIR/spool/adbdumperrorYYYYMMDDhhmmssSSSSSS_TTTTTTTTTTTTTTTTTTTT.サーバプロセスのプロセスID
YYYYMMDDhhmmssSSSSSSは,ファイルを生成した時刻になります。
また,TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTは,HADBサーバの内部矛盾エラーを検知したリアルスレッドのスレッドIDになります。
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- 重要
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HADB管理者以外のOSユーザによって出力されたトラブルシュート情報は,adbinfosweepコマンドを実行しても削除されないことがあります。この場合,スーパユーザがOSのrmコマンドなどを実行して,不要なトラブルシュート情報を削除してください。