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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


6.18 adbexportコマンドが出力するファイルの容量見積もり

ここでは,adbexportコマンドが出力する出力データファイルの容量の求め方について説明します。

出力データファイルの総容量(EXPORTFILESIZE)については,次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:キロバイト)

EXPORTFILESIZE =↑(HEADERSIZE×file_numROWSIZE×row_num)÷1,024↑

変数の説明

HEADERSIZE

出力データファイルに出力する列名のサイズ

adbexportコマンド実行時に--with-column-nameオプションを指定する場合に加算してください。--with-column-nameオプションを指定しない場合は0となります。

次の計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

HEADERSIZE =202×column_num
column_num

出力するデータの列数

file_num

出力データパスファイルに指定した出力データファイルの数

ROWSIZE

データ1行分のサイズ

次の計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

column_data_size(k)

k列目の列データ長

変数column_data_sizeに代入する値は,列データのデータ型によって異なります。次の表で該当する値を代入してください。

表6‒26 column_data_sizeに代入する値

項番

分類

データ型

データ長(単位:バイト)

1

数データ

INTEGER

20

2

BIGINT

3

SMALLINT

11

4

DECIMAL(m,n)

m+2

5

NUMERIC(m,n)

6

DOUBLE PRECISION

24

7

FLOAT

8

文字データ

CHARACTER(n)

n+2

9

VARCHAR(n)

d+2

10

日時データ

DATE

12

11

TIME(p)

11+p

12

TIMESTAMP(p)

22+p

13

バイナリデータ

BINARY(n)

n+2

14

VARBINARY(n)

d+2

(凡例)

mn:正の整数

p:0,3,6,9または12

d:実際のデータ長

注※

全体の桁数がm桁で,小数点以下の桁数がn桁の固定小数点数を示します。mを省略した場合は38が仮定されます。

row_num

adbexportコマンドで出力する行数