6.3.15 adbchgchunkstatusコマンド実行時のメモリ所要量の求め方
adbchgchunkstatusコマンドを実行する場合,HADBサーバは次に示すメモリを使用します。各メモリの所要量を求めてください。
- ■共有メモリ
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プロセス共通メモリ(PROC_CHGCSTSZ)
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リアルスレッド固有メモリ(RTHD_CHGCSTSZ)
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それぞれのメモリ所要量の計算式を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) プロセス共通メモリの所要量の求め方(adbchgchunkstatusコマンド実行時)
adbchgchunkstatusコマンド実行時に使用するプロセス共通メモリ(PROC_CHGCSTSZ)は,次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
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- 注※
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マルチノード機能を使用する場合に加算してください。
変数の説明
- PROC_MCS
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チャンクの状態変更の管理で使用するプロセス共通メモリ
- 計算式(単位:キロバイト)
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- 注※
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監査証跡機能が有効な場合に加算してください。
- DIC
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処理対象表の定義情報を取得するメモリ
「6.3.6 adbimportコマンド実行時のメモリ所要量の求め方」の「(1) プロセス共通メモリの所要量の求め方(adbimportコマンド実行時)」の「(a) 変数PROC_IMPTの求め方」の変数DICを参照して求めてください。
- chunk_num
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処理対象表に作成されたチャンク数
- PROC_AUDINFSZ
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「6.3.3 HADBサーバ開始時のメモリ所要量の求め方」の「(3) プロセス共通メモリの所要量の求め方(HADBサーバ開始時)」の「(t) 変数AUDINFの求め方」にある変数PROC_AUDINFSZを参照して求めてください。
- PROC_DBUPDINF
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DBエリア,表,インデクス,およびチャンク更新情報の格納で必要なプロセス共通メモリ
値(単位:キロバイト)
(2) リアルスレッド固有メモリの所要量の求め方(adbchgchunkstatusコマンド実行時)
adbchgchunkstatusコマンド実行時に使用するリアルスレッド固有メモリ(RTHD_CHGCSTSZ)の所要量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
RTHD_CHGCSTSZ = CHUNKINFWK+CHGCSTCTL※
- 注※
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-mオプションを指定した場合に加算してください。
変数の説明
- CHUNKINFWK
-
チャンク情報作成用の作業領域
次の値を代入してください。
値(単位:キロバイト)
CHUNKINFWK = 1,876
- CHGCSTCTL
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チャンクの状態の変更管理領域
次の計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
CHGCSTCTL = ↑(482,444×table_num+16×dbarea_num+960,000)÷1,024↑
- table_num
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チャンクの状態の一括変更設定ファイルに指定した表の数
- dbarea_num
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チャンクの状態の一括変更設定ファイルに指定した表と,その表のインデクスを格納するデータ用DBエリアの数
データ用DBエリアの数を確定できない場合は,「表数+インデクス数」としてください。