4.3.1 通常運用時のメモリ所要量の事前見積もり
通常運用時に使用するメモリ所要量の計算式を,次の表に示します。
項番 |
メモリ種別 |
計算式(単位:メガバイト) |
関連するサーバ定義 |
|
---|---|---|---|---|
1 |
共有メモリ |
共有メモリ管理 |
100 |
なし |
2 |
グローバルバッファページ |
dbarea_num×1,024+(db_idx×1,024) |
adbbuffオペランド |
|
3 |
プロセス共通メモリ |
1,024+max_users+GBUF+EBUF |
|
|
4 |
リアルスレッド固有メモリ |
rthd_num×1,074 |
adb_sys_rthd_area_maxオペランド |
|
5 |
プロセスメモリ |
ヒープメモリ |
1,024 |
なし |
変数の説明
- dbarea_num:データ用DBエリアの数
-
見積もれない場合,定義する表とインデクスの合計値を仮定してください。
- max_users
-
サーバ定義adb_sys_max_usersオペランドの指定値
- GBUF:グローバルバッファ
-
項番2「グローバルバッファページ」の計算結果を基に400メガバイトにつき,20メガバイトを加算してください。
- EBUF
-
DBエリア暗号化機能を使用する場合は,「全リアルスレッド数×1メガバイト」を加算してください。
- rthd_num:全リアルスレッド数
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見積もれない場合,HADBサーバをインストールしたマシンのCPUのコア数を仮定してください。
- db_idx:インデクスを格納するデータ用DBエリアの容量(単位:ギガバイト)
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「4.2.1 DBディレクトリの事前見積もり」の「表4‒1 計算式(DBディレクトリの容量)」にある次の項目で求めた値を代入してください。
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B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアファイル
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テキストインデクスを格納するデータ用DBエリアファイル
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レンジインデクスを格納するデータ用DBエリアファイル
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