15.2.3 サーバ構成
「図15-1 コールドスタンバイ構成でのシステム構成例」で示す構成例の場合,2つの系(hadb01およびhadb02)から構成されています。実行系はhadb01,待機系はhadb02になります。
コールドスタンバイ構成の場合,実行系と待機系のサーバマシンの性能(CPU,メモリサイズなど)は同一である必要はありません。ただし,サーバマシンの性能が異なる場合,系が切り替わったあとにSQL文の処理性能に差異が発生するおそれがあります。そのため,できる限り実行系と待機系のマシン性能を同じにすることを推奨します。
また,コールドスタンバイ構成では,HAモニタの系のリセット機能を使用します。そのため,各サーバマシンは,障害監視プロセサ(「図15-1 コールドスタンバイ構成でのシステム構成例」にあるSVP)を備えている必要があります。障害監視プロセサは,使用するマシンの機種によって,SVP,BMC,または管理サーバのように名称が異なります。リセット機能および障害監視プロセサについては,マニュアル「HAモニタ Linux(R)(x86)編」の次の個所を参照してください。
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リセット機能:「系のリセット」
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障害監視プロセサ:「必要なハードウェア」