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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


14.18.7 DBディレクトリを準備する

次に示す手順に従って,DBディレクトリを準備します。

なお,移行前のHADBサーバで,作業表用DBエリアファイル以外のDBエリアファイルでレギュラーファイルを使用していた場合は,ブロックスペシャルファイルに変更する必要があります。変更方法については,「14.10.4 DBエリアの格納位置の変更」を参照してください。

  1. システムディレクトリ用のファイルシステムを準備する

    システムディレクトリとして使用するファイルシステムを準備します。システムディレクトリとして使用するファイルシステムについては,「14.2.4(2) システムディレクトリ用のファイルシステム」を参照してください。

  2. 追加したノードで使用する作業表用DBエリア用のディスクを準備する

    ノードごとに,作業表用DBエリアとして使用するディスクを準備してください。作業表用DBエリアと使用するディスクについては,「14.2.4(3) DBエリアファイル用のディスク」を参照してください。

  3. 追加したノードでadbinitコマンドを実行する

    追加したノードで,adbinitコマンドを実行してDBディレクトリを作成します。

    このとき,次に示す点に留意してください。

    • 初期設定オプションのadb_init_dbarea_initializeオペランドにNを指定し,DBディレクトリの枠組みだけを作成してください。

    • 初期設定オプションのadb_init_wrk_blk_pathオペランドに指定するブロックスペシャルファイルのパスは,手順2.で準備した作業表用DBエリアとして使用するディスクを指定してください。

    • 初期設定オプションのadb_init_mst_blk_pathオペランド,adb_init_dic_blk_pathオペランド,adb_init_stbl_blk_pathオペランド,およびadbinitdbareaに指定するブロックスペシャルファイルのパスは,移行前のHADBサーバで使用していたDBエリアファイルのブロックスペシャルファイルのパスを指定してください。