14.10.6 ディスクを増設した場合の運用
増設したディスクにDBエリアファイルを作成する場合,増設したディスクを各ノードのOSに事前に認識させておく必要があります。OSに増設したディスクを認識させるには,マルチノード構成のHADBサーバを終了して全ノードのOSを再起動するか,次に示す手順で1ノードずつOSを再起動してください。
- (例)
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次に示すマルチノード構成の場合にディスクを増設し,増設したディスクを各ノードのOSに認識させます。
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ノード1(マスタノード)
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ノード2(スレーブノード)
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ノード3(スレーブノード)
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手順
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ノード2とノード3のHADBサーバをadbstop --nodeコマンドで正常終了する
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ノード2とノード3のOSを再起動する
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ノード2とノード3をマルチノード構成に復帰させる
マルチノード構成に復帰させる方法については,「14.15.3 マルチノード構成へのノードの復帰」を参照してください。
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コマンドによるマスタノードの切り替えを実施し,ノード2またはノード3のどちらかをマスタノードに切り替える
コマンドによるマスタノードの切り替え方法については,「14.7 コマンドによるマスタノードの切り替え」を参照してください。
このとき,ノード1のHADBサーバは自動的に停止します。
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ノード1のOSを再起動する
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ノード1をマルチノード構成に復帰させる
マルチノード構成に復帰させる方法については,「14.15.3 マルチノード構成へのノードの復帰」を参照してください。
このとき,ノード1は,スレーブノードとしてマルチノード構成に復帰します。ノード1をマスタノードにしたい場合は,「14.15.3(3) 復帰させたノードをマスタノードに切り替える手順」を参照してください。