11.1.7 ユーザログファイルの初期化容量の拡張
ここでは,サーバ定義のadb_log_usrfile_sizeオペランドの見直しによる処理性能の向上について説明します。
ユーザログの増加によってユーザログファイルの容量が初期化した容量を超えた場合,ユーザログファイルは自動的に拡張されます。ユーザログファイルの拡張処理は,更新性能への影響が大きいため,ユーザログファイルの初期化容量が適切かどうかを確認してください。
手順
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ユーザログファイルの最大使用量を確認する
adbstatコマンドを実行して出力される情報のうち,次に示す情報を確認してください。
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Log_usrfile_max_size(ユーザログファイルの最大使用量)
- 参考
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adbstatコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbstat(HADBサーバの統計解析)」を参照してください。
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ユーザログファイルの初期化容量を大きくする
手順1.で確認したLog_usrfile_max_sizeに出力された値が,サーバ定義adb_log_usrfile_sizeオペランドの指定値よりも大きい場合,ユーザログファイルの拡張が発生しています。この場合,サーバ定義adb_log_usrfile_sizeオペランドの指定値を,Log_usrfile_max_sizeに出力された値を目安に大きくしてください。ユーザログファイルの初期化容量を大きくすることで,更新処理時にユーザログファイルの拡張が発生しなくなります。
なお,ユーザログファイルの初期化容量を大きくする場合,「6.9 システムログファイルの容量見積もり」を参照して,再見積もりをしてください。