10.4.13 チャンクの状態を変更する方法
チャンクの状態を変更する場合,adbchgchunkstatusコマンドを実行してください。adbchgchunkstatusコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbchgchunkstatus(チャンクの状態変更)」を参照してください。また,チャンクの状態の詳細については「2.12.2(4) チャンクの状態変更」を参照してください。
adbchgchunkstatusコマンドを実行すると,次に示すチャンクの状態変更ができます。
-
待機状態のチャンクを通常状態のチャンクに変更する
adbchgchunkstatusコマンドに,-nオプションを指定します。
-
通常状態のチャンクを待機状態のチャンクに変更する
adbchgchunkstatusコマンドに,-wオプションを指定します。
- 参考
-
-
-nオプションおよび-wオプションは,同時に指定できます。
-
チャンクをアーカイブ状態にする場合は,adbarchivechunkコマンドを実行します。また,チャンクのアーカイブ状態を解除する場合は,adbunarchivechunkコマンドを実行します。
-
- 〈この項の構成〉
(1) adbchgchunkstatusコマンドによるチャンクの状態変更
adbchgchunkstatusコマンドを使用して,チャンクの状態を変更する手順を次に示します。
■チャンクの状態を変更する手順
-
状態を変更したいチャンクのチャンクIDを調べる
「付録C.7(13) 通常状態のチャンクを調べる場合」または「付録C.7(14) 待機状態のチャンクを調べる場合」を参照して,状態を変更したいチャンクのチャンクIDを確認してください。
-
adbchgchunkstatusコマンドでチャンクの状態を変更する
手順1.で確認したチャンクIDを基に,adbchgchunkstatusコマンドを使用して,チャンクの状態を変更してください。adbchgchunkstatusコマンドの指定例を次に示します。
指定例1(待機状態のチャンクを通常状態のチャンクに変更する)
HADBユーザ(ADBUSER01)が,店舗表(SHOPSLIST)の待機状態のチャンク(チャンクIDが1)を,通常状態のチャンクに変更します。
adbchgchunkstatus -u ADBUSER01 -p '#HelloHADB_01' -n 1 SHOPSLIST- ポイント
-
待機状態のチャンクが大量にある場合,状態を変更する前に,待機状態のチャンクをマージしてチャンク数を減らしてください。通常状態のチャンクが大量になると,検索性能が低下するおそれがあります。チャンクをマージする場合は,「10.4.10 チャンクをマージする方法(チャンク数を減らす方法)」を参照してください。
指定例2(通常状態のチャンクを待機状態のチャンクに変更する)
HADBユーザ(ADBUSER01)が,店舗表(SHOPSLIST)の通常状態のチャンク(チャンクIDが2)を,待機状態のチャンクに変更します。
adbchgchunkstatus -u ADBUSER01 -p '#HelloHADB_01' -w 2 SHOPSLIST
これで,チャンクの状態を変更できます。
なお,チャンクの状態変更によって,カレントチャンクが変更されることがあります。詳細については,「10.4.13(3) チャンクの状態変更によるカレントチャンクの切り替え」を参照してください。
(2) チャンクの状態と実行できるSQL文・コマンドの関係
チャンクの状態によって,チャンクに含まれるデータに対して,実行できるSQL文およびコマンドが異なります。チャンクの状態と,実行できるSQL文およびコマンドの関係を次の2つの表に示します。
-
アーカイブ状態ではないチャンクの場合
「表10-3 チャンクの状態と,実行できるSQL文およびコマンドの関係(アーカイブ状態ではないチャンクの場合)」を参照してください。
-
アーカイブ状態のチャンクの場合
「表10-4 チャンクの状態と,実行できるSQL文およびコマンドの関係(アーカイブ状態のチャンクの場合)」を参照してください。
|
項番 |
実行するSQL文およびコマンド |
チャンクの状態 |
||
|---|---|---|---|---|
|
通常状態 |
待機状態 |
削除仕掛中 |
||
|
1 |
SELECT文 |
○ |
× |
× |
|
2 |
INSERT文 |
○ |
× |
× |
|
3 |
UPDATE文 |
○ |
× |
× |
|
4 |
DELETE文 |
○ |
× |
× |
|
5 |
PURGE CHUNK文 |
○ |
○ |
○ |
|
6 |
TRUNCATE TABLE文 |
○ |
○ |
○ |
|
7 |
adbstartコマンド (レンジインデクスの一括先読みを実行する場合) |
○ |
○ |
× |
|
8 |
adbsqlコマンド |
○ |
△※1 |
× |
|
9 |
adbmergechunkコマンド |
△※2 |
△※3 |
× |
|
10 |
adbexportコマンド |
○ |
△※4 |
× |
|
11 |
adbidxrebuildコマンド |
○ |
○※5 |
× |
|
12 |
adbdbstatusコマンド (チャンクの情報を参照する場合) |
○ |
○ |
○ |
|
13 |
adbchgchunkcommentコマンド |
○ |
○ |
○ |
|
14 |
adbchgchunkstatusコマンド |
○ |
○ |
× |
|
15 |
adbarchivechunkコマンド |
○ |
△※6 |
× |
|
16 |
adbunarchivechunkコマンド |
× |
× |
× |
- (凡例)
-
○:実行できます。
△:実行できますが,制限があります。
×:実行できません。
- 注※1
-
adbsqlコマンドのサブコマンド#GETDATAおよび#GETCOUNTだけが実行できます。
- 注※2
-
通常状態で,かつアーカイブ状態ではない複数のチャンクを,通常状態で,かつアーカイブ状態ではない1つのチャンクにマージできます。それ以外のチャンクのマージはできません。
- 注※3
-
待機状態で,かつアーカイブ状態ではない複数のチャンクを,待機状態で,かつアーカイブ状態ではない1つのチャンクにマージできます。それ以外のチャンクのマージはできません。
- 注※4
-
adbexportコマンドの-cオプションを指定した検索だけ実行できます。
- 注※5
-
待機状態のチャンクに含まれるインデクスも再作成されます。
- 注※6
-
一度も通常状態になったことがない待機状態のチャンクは,アーカイブ状態にできません。
|
項番 |
実行するSQL文およびコマンド |
チャンクの状態 |
||
|---|---|---|---|---|
|
通常状態 |
待機状態 |
削除仕掛中 |
||
|
1 |
SELECT文 |
○ |
× |
× |
|
2 |
INSERT文 |
× |
× |
× |
|
3 |
UPDATE文 |
× |
× |
× |
|
4 |
DELETE文 |
× |
× |
× |
|
5 |
PURGE CHUNK文 |
○ |
○ |
○ |
|
6 |
TRUNCATE TABLE文 |
○ |
○ |
○ |
|
7 |
adbstartコマンド (レンジインデクスの一括先読みを実行する場合) |
×※1 |
×※1 |
×※1 |
|
8 |
adbsqlコマンド |
○ |
△※2 |
× |
|
9 |
adbmergechunkコマンド |
△※3 |
△※4 |
× |
|
10 |
adbexportコマンド |
○ |
△※5 |
× |
|
11 |
adbidxrebuildコマンド |
×※6 |
×※6 |
×※6 |
|
12 |
adbdbstatusコマンド (チャンクの情報を参照する場合) |
○ |
○ |
○ |
|
13 |
adbchgchunkcommentコマンド |
○ |
○ |
○ |
|
14 |
adbchgchunkstatusコマンド |
○ |
○ |
× |
|
15 |
adbarchivechunkコマンド |
× |
× |
× |
|
16 |
adbunarchivechunkコマンド |
○ |
○ |
× |
- (凡例)
-
○:実行できます。
△:実行できますが,制限があります。
×:実行できません。
- 注※1
-
アーカイブ状態のチャンク内のデータにはインデクスが存在しません。そのため,adbstartコマンドによるレンジインデクスの一括先読みは実行できません。
- 注※2
-
adbsqlコマンドのサブコマンド#GETDATAおよび#GETCOUNTだけが実行できます。
- 注※3
-
通常状態で,かつアーカイブ状態の複数のチャンクを,通常状態で,かつアーカイブ状態の1つのチャンクにマージできます。それ以外のチャンクのマージはできません。
- 注※4
-
待機状態で,かつアーカイブ状態の複数のチャンクを,待機状態で,かつアーカイブ状態の1つのチャンクにマージできます。それ以外のチャンクのマージはできません。
- 注※5
-
adbexportコマンドの-cオプションを指定した検索だけが実行できます。
- 注※6
-
アーカイブ状態のチャンク内のデータにはインデクスが存在しません。そのため,adbidxrebuildコマンドによるインデクスの再作成は実行できません。
(3) チャンクの状態変更によるカレントチャンクの切り替え
adbchgchunkstatusコマンドでチャンクの状態を変更する場合,状態を変更するチャンクの種類と状態変更の処理内容によって,カレントチャンクの切り替えが発生することがあります。また,システム表STATUS_CHUNKSにあるチャンクの作成日時およびカレントチャンクが切り替わった日時に設定される情報が異なります。
- 参考
-
システム表STATUS_CHUNKSの詳細については,「付録C.4 STATUS_CHUNKSの内容」を参照してください。
詳細を次の表に示します。
|
状態変更するチャンクの種類と状態変更の処理内容 |
通常状態のチャンクへの変更 |
||||
|---|---|---|---|---|---|
|
なし |
過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク※1 |
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク※2 |
過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク※1,および過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク※2 |
||
|
待機状態のチャンクへの変更 |
なし |
− |
|||
|
カレントチャンクではない通常状態のチャンク |
|||||
|
カレントチャンクである通常状態のチャンク |
|||||
|
カレントチャンク,およびカレントチャンクではない通常状態のチャンク |
|||||
- (凡例)
-
−:該当しません。
- 注※1
-
チャンクの作成日時,およびカレントチャンクが切り替わった日時が設定された待機状態のチャンクのことです。
- 注※2
-
チャンクの作成日時,およびカレントチャンクが切り替わった日時が設定されていない待機状態のチャンクのことです。
- ■(a)〜(o)の詳細
-
上記の表で示した(a)〜(o)の詳細については,「10.4.13(3)(a) adbchgchunkstatusコマンドの実行例1」〜「10.4.13(3)(o) adbchgchunkstatusコマンドの実行例15」で示します。
なお,各実行例は,次の図で示すチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行しています。
|
|
(a) adbchgchunkstatusコマンドの実行例1
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(a)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4)を,通常状態のチャンクに変更します。
■(a)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
変更されません。
- チャンクの作成日時
-
設定されません。
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
設定されません。
(b) adbchgchunkstatusコマンドの実行例2
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(b)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(b)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならなかったチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(c) adbchgchunkstatusコマンドの実行例3
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(c)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4),および過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(c)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(d) adbchgchunkstatusコマンドの実行例4
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(d)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2)を,待機状態のチャンクに変更します。
■(d)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
変更されません。
- チャンクの作成日時
-
設定されません。
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
設定されません。
(e) adbchgchunkstatusコマンドの実行例5
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(e)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4)を,通常状態のチャンクに変更します。
■(e)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
変更されません。
- チャンクの作成日時
-
設定されません。
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
設定されません。
(f) adbchgchunkstatusコマンドの実行例6
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(f)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(f)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(g) adbchgchunkstatusコマンドの実行例7
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(g)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4),および過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(g)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(h) adbchgchunkstatusコマンドの実行例8
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(h)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
カレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。
このとき,新規にチャンクが作成されて,カレントチャンクが変更されます(チャンク8になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(h)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
新規にチャンクが作成されて,そのチャンクがカレントチャンクになります。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
新規に作成されたチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(i) adbchgchunkstatusコマンドの実行例9
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(i)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
カレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,新規にチャンクが作成されて,カレントチャンクが変更されます(チャンク8になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(i)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
新規にチャンクが作成されて,そのチャンクがカレントチャンクになります。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
新規に作成されたチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(j) adbchgchunkstatusコマンドの実行例10
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(j)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
カレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(j)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(k) adbchgchunkstatusコマンドの実行例11
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(k)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
カレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4),および過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(k)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(l) adbchgchunkstatusコマンドの実行例12
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(l)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2),およびカレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。
このとき,新規にチャンクが作成されて,カレントチャンクが変更されます(チャンク8になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(l)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
新規にチャンクが作成されて,そのチャンクがカレントチャンクになります。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
新規に作成されたチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(m) adbchgchunkstatusコマンドの実行例13
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(m)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2),およびカレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,新規にチャンクが作成されて,カレントチャンクが変更されます(チャンク8になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(m)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
新規にチャンクが作成されて,そのチャンクがカレントチャンクになります。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
新規に作成されたチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(n) adbchgchunkstatusコマンドの実行例14
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(n)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2),およびカレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(n)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
-
- カレントチャンクが切り替わった日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
-
adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
-
変更される前にカレントチャンクだったチャンク
-
(o) adbchgchunkstatusコマンドの実行例15
「表10-5 チャンクの状態変更の実行条件」の(o)の条件で,「図10-9 adbchgchunkstatusコマンド実行前のチャンクの状態」のチャンクに対して,adbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の例を次に示します。
|
|
- [説明]
-
通常状態のチャンク(チャンク1と2),およびカレントチャンク(チャンク5)を,待機状態のチャンクに変更します。また,過去に通常状態になったことがある待機状態のチャンク(チャンク3と4),および過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンク(チャンク6と7)を,通常状態のチャンクに変更します。
このとき,カレントチャンクが変更されます(チャンク7になります)。また,チャンクの作成日時とカレントチャンクの切り替え日時が設定されます。
■(o)の条件でadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合の処理結果
- カレントチャンク
-
過去に通常状態になったことがない待機状態のチャンクのうち,adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定されたチャンクIDが最も大きいチャンクに変更されます。
- チャンクの作成日時
-
次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
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adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,過去に通常状態になったことがないチャンク
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- カレントチャンクが切り替わった日時
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次のチャンクにadbchgchunkstatusコマンドを実行した日時が設定されます。
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adbchgchunkstatusコマンドの-nオプションに指定された待機状態のチャンクのうち,カレントチャンクにならないで,かつ過去に通常状態になったことがないチャンク
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変更される前にカレントチャンクだったチャンク
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