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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


9.8.3 B-treeインデクスの状態や使用量を確認したい場合

インデクスのサマリ情報を取得すると,B-treeインデクスの状態や使用量を確認できます。

実行するコマンドの例

ここでは,B-treeインデクスADBUSER01.IDX1のサマリ情報を出力します。

adbdbstatus -d summary -c index -n ADBUSER01.IDX1 -S M

コマンドを実行すると,標準出力にB-treeインデクスADBUSER01.IDX1のサマリ情報が出力されます。adbdbstatusコマンドによる出力結果の確認項目を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) B-treeインデクスが未完状態かどうかを確認する場合

Unfinishedの出力内容を確認してください。unfinishedが出力されている場合,B-treeインデクスは未完状態となっています。

未完状態を解除するためには,「13.9.1 B-treeインデクスが未完状態になったときの対処方法」を参照してください。

(2) ユニークインデクスが一意性制約違反状態かどうかを確認する場合

Unique_constraint_violatedの出力内容を確認してください。

unique_constraint_violatedが出力されている場合,B-treeインデクスは一意性制約違反状態となっています。一意性制約違反状態を解除するためには,「13.9.2(2) 一意性制約違反状態を解除する方法」を参照してください。

unknownが出力されている場合,B-treeインデクスが一意性制約違反状態かどうかは判断できません。adbidxrebuildコマンドでB-treeインデクスを再作成したあとで,再度adbdbstatusコマンドを実行して一意性制約違反状態かどうかを確認してください。

adbidxrebuildコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbidxrebuild(インデクスの再作成)」を参照してください。

(3) B-treeインデクスの使用量を確認する場合

MB_Used_pagesの出力内容を確認してください。DBエリア内に格納されているB-treeインデクスのデータが使用している領域を,メガバイト単位で確認できます。