9.4.4 syslogへのメッセージの出力抑止
HADBはシステムの稼働状況を知らせるメッセージとして,障害情報,トランザクション情報,システムファイルの情報などをsyslogに出力します。これらのメッセージは,HADBの稼働状況を知るための重要な情報です。
しかし,稼働環境によっては大量のメッセージが出力されることがあります。HADBのメッセージが出力されることによってsyslogの容量が増加し続けると,ディスクの空き容量が不足する原因となります。この場合,syslogに出力されるメッセージのうち,不要なメッセージの出力を抑止することで,ディスクの空き容量不足を防止できます。
syslogに出力されるメッセージを抑止する場合は,環境変数ADBSYSLOGLVでメッセージの出力レベルを設定してください。環境変数ADBSYSLOGLVについては,「7.4 環境変数の設定」を参照してください。
メッセージの出力レベルとsyslogに出力されるメッセージの内容を次の表に示します。
各メッセージの出力レベルについては,マニュアル「HADB メッセージ」の「メッセージの出力先一覧」を参照してください。