7.4 環境変数の設定
ここでは,HADB管理者,およびHADB管理グループに所属するOSユーザが設定する環境変数について説明します。
設定した値が,HADBサーバ使用時のシェルで有効になるようにしてください。環境変数の設定方法については,OSのマニュアルを参照してください。
また,マルチノード機能を使用する場合は,全ノードで,それぞれ環境変数を設定してください。
- 注意事項
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環境変数は,必ずHADBサーバが停止している状態で設定してください。adbstopコマンドを実行することで,HADBサーバを終了できます。
環境変数に設定する値を次の表に示します。
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項番 |
環境変数 |
設定する値 |
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1 |
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2 |
この環境変数に,次に示すディレクトリを追加してください。
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3 |
この環境変数に,次に示すディレクトリを追加してください。
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4 |
HADBサーバをインストールするマシンのタイムゾーンを設定します。 なお,うるう秒対応のタイムゾーンは設定しないでください。
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5 |
この環境変数には,サーバディレクトリを絶対パスで指定してください。 |
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6 |
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7 |
1つのサーバメッセージログファイルの最大容量をメガバイト単位で設定できます。設定できる範囲は1〜2,000です。HADBサーバでは,4つのサーバメッセージログファイルが作成されます。 この環境変数を省略した場合,1つのサーバメッセージログファイルの最大容量は16メガバイトとなります。 |
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8 |
この環境変数を設定すると,syslogに出力されるメッセージを出力レベルに従って抑止できます。 syslogに出力されるメッセージを抑止したい場合,この環境変数を設定してください。出力レベルは,0〜6のどれかを指定してください。 syslogに出力されるメッセージの出力レベルの一覧については,「9.4.4 syslogへのメッセージの出力抑止」を参照してください。 なお,出力レベルに0〜6以外を指定した場合,エラーとなります。 また,この環境変数を設定しない場合は,出力レベルに6が仮定されます。 |
- 注※
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環境変数LANGとADBLANGで選択する文字コードを合わせてください。
例1:日本語環境でUnicode(UTF-8)を使用する場合
LANG="ja_JP.UTF-8" ADBLANG=UTF8例2:英語環境でUnicode(UTF-8)を使用する場合
LANG="en_US.UTF-8" ADBLANG=UTF8
なお,HADBサーバ上でAPを開発および実行する場合は,次に示す環境変数も設定してください。HADBサーバ上でAPを開発および実行しない場合は,設定する必要がありません。
- 注※
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環境変数LANG,ADBLANG,およびADBCLTLANGで選択する文字コードを合わせてください。
例1:日本語環境でUnicode(UTF-8)を使用する場合
LANG="ja_JP.UTF-8" ADBLANG=UTF8 ADBCLTLANG=UTF8例2:英語環境でUnicode(UTF-8)を使用する場合
LANG="en_US.UTF-8" ADBLANG=UTF8 ADBCLTLANG=UTF8