Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


7.11.2 アンインストール後に実施する作業

HADBサーバのアンインストールが完了したら,次の作業を実施してください。

〈この項の構成〉

(1) 不要な環境変数の削除

HADBサーバのインストール作業時に,「7.4 環境変数の設定」を参照して設定した環境変数のうち,不要な環境変数をHADB管理者で削除してください。

(2) 不要なディレクトリとファイルの削除

不要なディレクトリとファイルを,スーパユーザで削除してください。削除対象のディレクトリとファイルは,サーバマシンのOSのバージョンによって異なります。

(a) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合

次に示すディレクトリを,スーパユーザで削除してください。

■削除が必要なディレクトリ

  • 障害情報(コアファイル)の出力先ディレクトリ

  • 通信情報ファイルを格納するディレクトリ

    • /dev/HADB/pth

    • /lib/udev/devices/HADB/pth

各ディレクトリ下にファイルが残っている場合,ファイルもあわせて削除してください。

(b) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合

次に示すディレクトリとファイルを,スーパユーザで削除してください。

■削除が必要なディレクトリとファイル

  • 障害情報(コアファイル)の出力先ディレクトリ

  • 通信情報ファイルを格納するディレクトリとファイル

    • /dev/HADB/pth

    • /etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.conf

各ディレクトリ下にファイルが残っている場合,ファイルもあわせて削除してください。

(3) ITRUの採取パターン定義ファイルの削除

HADBサーバをアンインストールしたサーバマシンにITRUがインストールされている場合は,ITRUの採取パターン定義ファイル(!8A9_HADB)を削除する必要があります。

次に示すファイルを,スーパユーザで削除してください。

■削除が必要なITRUの採取パターン定義ファイル

/etc/opt/hitachi/systoru/pattern/!8A9_HADB

(4) サーバ定義adb_sta_log_pathオペランドで指定した統計ログファイルの出力先ディレクトリの削除

アンインストールしたHADBサーバで,サーバ定義adb_sta_log_pathオペランドを指定していた場合は,統計ログファイルの出力先ディレクトリを削除してください。この操作は,HADB管理者で実行してください。

統計ログファイルの出力先ディレクトリ下にファイルがある場合は,ファイルも一緒に削除してください。