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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


6.9.6 adbmergechunkコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方

adbmergechunkコマンド実行時に出力されるユーザログ容量は,次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

MERPRGLOG

マージチャンク対象表に定義されているインデクスデータの削除ログ

6.9.6(1) 変数MERPRGLOGの求め方」を参照してください。

MERMAKELOG

マージチャンク対象表に定義されているインデクスデータの作成ログ

6.9.6(2) 変数MERMAKELOGの求め方」を参照してください。

MERLOCLOG

ロケーション表の更新ログ

6.9.6(3) 変数MERLOCLOGの求め方」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 変数MERPRGLOGの求め方

変数MERPRGLOGは次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

idx_num

マージチャンク対象表に定義されているインデクスの数

dbarea_file_num(i)

各インデクスを格納するデータ用DBエリアファイルの数

SGIDX(i)

各インデクスを格納するセグメント数

SEGBF(i)

各インデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

page_size(i)

各インデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ

usrlog_file_num

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」を参照してください。

adbmergechunkコマンド実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.9.13(2) ユーザログファイル数を見積もる必要があるコマンド」を参照してください。

(2) 変数MERMAKELOGの求め方

変数MERMAKELOGは次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

n

マージチャンク対象表に定義されているインデクスの数

MERMAKE(i)LOG

マージチャンク対象表に定義されているi番目のインデクスのログサイズ

次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

page_size(i)

マージチャンク対象表に定義されているi番目のインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ

merc_dividx_rthd

マージチャンク対象表に定義されているインデクスの種類によって異なります。

  • マージチャンク対象表に定義されているi番目のインデクスがB-treeインデクスまたはテキストインデクスの場合

    マージチャンクオプションadb_mergechunk_dividx_rthd_numの指定値を代入してください。

  • マージチャンク対象表に定義されているi番目のインデクスがレンジインデクスの場合

    マージチャンクオプションadb_mergechunk_scan_rthd_numの指定値を代入してください。

マージチャンクオプションの指定値に0を指定した場合,または指定を省略した場合は,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbmergechunk(チャンクのマージ)」の各マージチャンクオプションの説明に従って,値を代入してください。

DIRPGNO(i)

マージチャンク対象表に定義されているi番目のインデクスの管理部のページ数

次に示す計算式から求めてください。

計算式

[図データ]

dbarea_file_num(i)

インデクスを格納するデータ用DBエリアファイルの数

SGIDX(i)

マージチャンク処理(インデクス再作成時)でチャンクごとに確保するインデクスのセグメント数の最大値

次に示す計算式から求めてください。

計算式

[図データ]

  • m

    マージチャンク対象のチャンク数

  • CHUNKSGIDX(j)

    再作成対象となるインデクスのチャンクごとに確保するインデクスのセグメント数

SEGBF(i)

インデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」を参照してください。

(3) 変数MERLOCLOGの求め方

変数MERLOCLOGは,次に示す計算式から求めてください。

なお,処理対象表がアーカイブマルチチャンク表以外の表である場合は,0を代入してください。また,処理対象のチャンクがアーカイブ状態ではない場合も,0を代入してください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

UPDLOG

6.9.7 データベースの更新時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」の「UPDATE文(行の更新)を実行した場合に出力されるユーザログ容量」の計算式から求めてください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

VRWLOG

0を代入してください。

TIXSLOG

0を代入してください。

IDXSLOG

変数IDXSLOGを求める場合,「6.9.7(3) B-treeインデクスユーザログ容量の求め方」を参照してください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

LROWNUM

adbarchivechunkコマンドで作成されるアーカイブファイル数(単位:個)

5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「SGTBL(マルチチャンク表の場合)」にある変数LROWNUMの計算式から求めてください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

  • archive_chunk_num

    0を代入してください。

  • merge_chunk_num

    1を代入してください。

upd_row_num

上記の変数LROWNUMで求めた値を代入してください。

SGMTLOG

次に示す計算式から求めてください。

計算式

[図データ]

LBP

5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「SGTBL(マルチチャンク表の場合)」にある変数LBP(i)の計算式から求めてください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

  • LROWNUM

    上記の変数LROWNUMで求めた値を代入してください。

SEGSIZE

アーカイブマルチチャンク表を格納したデータ用DBエリアのセグメントサイズ

次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:ページ数)

[図データ]

page_size

アーカイブマルチチャンク表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ