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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


6.9.4 adbimportコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方

adbimportコマンド実行時に出力されるユーザログ容量は,次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明
〈この項の構成〉

(1) 変数TBLPRGLOGの求め方

変数TBLPRGLOGは次に示す計算式から求めてください。

ただし,次に示す場合,見積もりは不要です。TBLPRGLOGに0を代入してください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

dbarea_file_num

表を格納するデータ用DBエリアファイルの数

SGTBL

表を格納するセグメント数

SEGBF

表を格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

page_size

表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ

usrlog_file_num

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」を参照してください。

adbimportコマンド実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.9.13(2) ユーザログファイル数を見積もる必要があるコマンド」を参照してください。

(2) 変数IDXPRGLOGの求め方

変数IDXPRGLOGは次に示す計算式から求めてください。

ただし,次に示す場合,見積もりは不要です。IDXPRGLOGに0を代入してください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

idx_num

削除対象の表に定義されたインデクスの数

dbarea_file_num(i)

インデクスごとのデータ用DBエリアファイルの数

SGIDX(i)

インデクスごとの,インデクスを格納するセグメント数

SEGBF(i)

インデクスごとのデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

page_size(i)

インデクスごとのデータ用DBエリアのページサイズ

usrlog_file_num

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」を参照してください。

adbimportコマンド実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.9.13(2) ユーザログファイル数を見積もる必要があるコマンド」を参照してください。

(3) 変数IMPTBLLOGの求め方

変数IMPTBLLOGは次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明
  • dbarea_file_num

    表を格納するデータ用DBエリアファイルの数

  • SGDATA

    インポート処理で確保する,表を格納するセグメント数

  • SEGBF

    表を格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

  • page_size

    表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ

  • imp_load_rthd

    インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値

    このオプションの指定を省略した場合,またはこのオプションに0を指定した場合は,データ格納スレッド数として,入力データファイル数が仮定されるため,その値を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」を参照してください。また,確保するセグメント数については,インポートするデータサイズを基に見積もってください。

(4) 変数IMPSTBLLOGの求め方

変数IMPSTBLLOGは次に示す計算式から求めてください。

ただし,次に示す場合,見積もりは不要です。IMPSTBLLOGに0を代入してください。

計算式(単位:バイト)
IMPSTBLLOG= IMPSTBLPRGLOG+IMPSTBLUPDLOG

次に示す場合,IMPSTBLPRGLOGだけ見積もりが必要です。

また,次に示す場合,IMPSTBLUPDLOGだけ見積もりが必要です。

変数の説明

IMPSTBLPRGLOG

STATUS_CHUNKS表のデータを削除,追加するときの更新ログ

次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

chunk_num

作成されたチャンク数

IMPSTBLUPDLOG

STATUS_CHUNKS表のデータを更新,追加するときの更新ログ

次に示す値を代入してください。

値(単位:バイト)
IMPSTBLUPDLOG= 1,464

(5) 変数IMPRNGIDXLOGの求め方

変数IMPRNGIDXLOGは次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明
  • n

    インポート対象の表に定義されたレンジインデクスの数

  • IMPRNGIDX(i)LOG

    インポート対象の表でi番目に定義されたレンジインデクスのログサイズ

    次に示す計算式から求めてください。ただし,adbimportコマンド実行時の-dオプションの指定有無(作成モードまたは追加モード)によって計算式が異なります。

■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))(単位:バイト)

[図データ]

  • page_size(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

  • DIRRNGPGNO(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスの管理部のページ数

    次に示す計算式から求めてください。

    [図データ]

  • dbarea_file_num(i)

    レンジインデクスを格納するデータ用DBエリアファイルの数(単位:個)

  • SGRNGDATA(i)

    データインポート処理で確保するレンジインデクスのセグメント数

    5.8.6 レンジインデクスを格納するセグメント数の求め方」を参照してください。

  • SEGBF(i)

    レンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

    5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の変数SEGBFを参照してください。

  • page_size(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

■計算式(-dオプションを省略する場合(追加モードの場合))(単位:バイト)

[図データ]

  • DIRRNGPGNO(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスの管理部のページ数

    「■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))」にある変数DIRRNGPGNO(i)を参照してください。

  • OLDSGRNGDATA

    データインポートする前に確保してあったレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメント数

    5.8.6 レンジインデクスを格納するセグメント数の求め方」の変数RS(i)を参照してください。

  • SEGSIZE(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントサイズ

    次に示す計算式から求めてください。

    SEGSIZE= 4,194,304÷page_size(i)

  • page_size(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

(6) 変数IMPIDXLOGの求め方

変数IMPIDXLOGは次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明
  • n

    インポート対象の表に定義されたB-treeインデクスの数

  • IMPIDX(i)LOG

    インポート対象の表でi番目に定義されたB-treeインデクスのログサイズ

    次に示す計算式から求めてください。

    計算式(単位:バイト)

    [図データ]

  • unique_key_num

    ユニークなキー値の数

    ・adbimportコマンドに-dオプションを指定した場合は0としてください。

    ・上記以外の場合は,インポート対象表にi番目に定義されたB-treeインデクスについて,インポートするデータで生成されるキー値から重複を排除した上で,インデクスにすでに格納されているキー値の最小値以上,かつ最大値以下である値の数としてください。

  • page_size(i)

    B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ

  • imp_dividx_rthd

    インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numの指定値

    このオプションに0を指定した場合,またはこのオプションを省略した場合は,B-treeインデクスの作成スレッド数として,B-treeインデクスを格納しているデータ用DBエリアごとのDBエリアファイル数の最大値が仮定されるため,その値を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。

  • DIRPGNO(i)

    インポート対象表でi番目に定義されたB-treeインデクスの管理部のページ数

    次に示す計算式から求めてください。

    計算式

    [図データ]

  • dbarea_file_num(i)

    B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアファイルの数

  • SGIDX(i)

    インポート処理で確保する,B-treeインデクスを格納するセグメント数

  • SEGBF(i)

    B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」を参照してください。また,確保するセグメント数については,インポートするデータサイズを基に見積もってください。

(7) 変数IMPTIXLOGの求め方

変数IMPTIXLOGは次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

n

インポート対象の表に定義されたテキストインデクスの数

IMPTIX(i)LOG

インポート対象の表でi番目に定義されたテキストインデクスのログサイズ

次に示す計算式から求めてください。ただし,adbimportコマンド実行時の-dオプションの指定有無(作成モードまたは追加モード)によって計算式が異なります。

■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))(単位:バイト)

[図データ]

page_size(i)

インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

DIRTIXPGNO(i)

インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスの管理部のページ数

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]

dbarea_file_num(i)

テキストインデクスを格納するデータ用DBエリアファイルの数(単位:個)

SGTXTDATA(i)

データインポート処理で確保するテキストインデクスのセグメント数

SEGBF(i)

テキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の変数SEGBFを参照してください。

■計算式(-dオプションを省略する場合(追加モードの場合))(単位:バイト)

[図データ]

DIRTIXPGNO(i)

インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスの管理部のページ数

「■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))」にある変数DIRTIXPGNO(i)を参照してください。

OLDSGTIXDATA

データインポートする前に確保してあったテキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメント数

SEGSIZE(i)

インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントサイズ

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]