6.3.6 adbimportコマンド実行時のメモリ所要量の求め方
adbimportコマンドを実行する場合,HADBサーバは次に示すメモリを使用します。各メモリの所要量を求めてください。
- ■共有メモリ
-
-
プロセス共通メモリ(PROC_IMPORTSZ)
-
リアルスレッド固有メモリ(RTHD_IMPORTSZ)
-
- ■プロセスメモリ
-
-
ヒープメモリ(HEAP_IMPORTSZ)
-
それぞれのメモリ所要量の計算式を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) プロセス共通メモリの所要量の求め方(adbimportコマンド実行時)
adbimportコマンド実行時のプロセス共通メモリ(PROC_IMPORTSZ)の所要量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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- 変数の説明
-
-
PROC_IMPT
データインポート処理で使用するプロセス共通メモリ
「6.3.6(1)(a) 変数PROC_IMPTの求め方」を参照して求めてください。
-
PROC_IDX
B-treeインデクスを作成するときに使用するプロセス共通メモリ
「6.3.6(1)(b) 変数PROC_IDXの求め方」を参照して求めてください。
-
PROC_IDXBUILD
B-treeインデクスを作成するときに使用するプロセス共通メモリ
「6.3.6(1)(c) 変数PROC_IDXBUILDの求め方」を参照して求めてください。
-
PROC_RNGIDX
レンジインデクスを作成するときに使用するプロセス共通メモリ
「6.3.6(1)(d) 変数PROC_RNGIDXの求め方」を参照して求めてください。
-
PROC_INFILE
入力データファイル数が1,024個を超える場合に使用するプロセス共通メモリ
「6.3.6(1)(e) 変数PROC_INFILEの求め方」を参照して求めてください。
-
PROC_DBUPDINF
DBエリア,表,インデクス,およびチャンク更新情報の格納で必要なプロセス共通メモリ
「6.3.6(1)(f) 変数PROC_DBUPDINFの求め方」を参照して求めてください。
-
PROC_RTHDUPDINF
処理リアルスレッド更新情報
「6.3.6(1)(g) 変数PROC_RTHDUPDINFの求め方」を参照して求めてください。
-
- 注※1
-
B-treeインデクスを定義した表にデータインポートする場合に加算します。
- 注※2
-
レンジインデクスを定義した表にデータインポートする場合に加算します。
- 注※3
-
入力データパスファイル名に指定した入力データファイル数が1,024個を超える場合に加算します。
- 注※4
-
複数のadbimportコマンドを同時に実行する場合は,各adbimportコマンドが使用するメモリ所要量を求めてください。そして,それぞれで求めたメモリ所要量を合計してください。
(a) 変数PROC_IMPTの求め方
変数PROC_IMPTは,データインポート処理で使用するプロセス共通メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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変数の説明
- DIC:インポート対象表の定義情報を取得するためのメモリ
-
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
- 注※
-
処理対象表がアーカイブマルチチャンク表の場合に加算してください。
- col_num
-
インポート対象表のカラム数
- max_rowsz
-
最大行長(単位:バイト)
最大行長については「5.8.2(1) 基本行用ページ数(変数BP(i))の求め方」の行長ROWSZの計算式を基に求めてください。
- idx_num
-
インポート対象表に定義されたインデクス数
- IOA:表に格納するデータイメージを作成するためのメモリ
-
次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
IOA= ↑(max_rowsz+436+448×col_num+124×idx_num+4×dba_num) ÷1,024↑×load_rthd-
max_rowsz
最大行長(単位:バイト)
最大行長については「5.8.2(1) 基本行用ページ数(変数BP(i))の求め方」の行長ROWSZの計算式を基に求めてください。
-
col_num
インポート対象表のカラム数
-
idx_num
インポート対象表に定義されたインデクス数
-
dba_num
インポート対象表のDBエリアのファイル数
-
load_rthd
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
-
- LOD:データの格納処理で必要となるメモリ
-
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
- 注※1
-
入力データファイルに圧縮ファイル(GZIP形式)を指定したときに加算してください。
- 注※2
-
列構成情報ファイルを指定したときに加算してください。
- read_size
-
インポートオプションadb_import_read_sizeの指定値
- read_buff_num
-
3を代入してください。
- decomp_buff_size
-
インポートオプションadb_import_decompress_buff_sizeの指定値
- load_rthd
-
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
- input_file_num
-
1,024を代入してください。
- input_edit_area
-
入力データの編集領域長
次に示す計算式から求めてください。
計算式
- input_recsize
-
入力レコード長
-
固定長データ形式の場合
インポートオプションadb_import_input_record_sizeの指定値を代入してください。
-
CSV形式の場合
次に示す計算式から求めてください。
計算式
-
- フィールドデータ数
-
列構成情報ファイルに指定した各列のフィールドデータ番号,または指定を省略した際の仮定値を求めてください。その中で最大の値を代入してください。
- Σ(DATASIZE)
-
処理対象表にある各列のデータ型のデータを文字形式で表した場合の最大長の合計
各データ型のデータを文字形式で表したときの最大長については,次に示す表から求めてください。
表6‒10 各データ型のデータを文字形式で表した場合の最大長の一覧 項番
分類
データ型
文字形式のデータ最大長
1
数データ
INTEGER
23
2
SMALLINT
13
3
DECIMAL(m,n)
m+5
4
DOUBLE PRECISION
511
5
文字データ
CHAR(n)
n×2+2
6
VARCHAR(n)
n×2+2
7
日時データ
DATE
12
8
TIME(p)
8+p+3
9
TIMESTAMP(p)
19+p+3
10
バイナリデータ
BINARY(n)
n×8+2
11
VARBINARY(n)
n×8+2
- (凡例)
-
m,n,p:マニュアル「HADB SQLリファレンス」の「データ型の種類」を参照してください。
- IMPORTBUF_CTL:データインポートおよびインデクス作成用バッファを制御するために使用するメモリ
-
次に示す値を代入してください。
- 値(単位:キロバイト)
IMPORTBUF_CTL= ↑(248+BUFBLK)÷1,024↑×load_rthd
-
BUFBLK
「6.3.4(1)(f) 変数PROC_UPDSZの求め方」の変数BUFBLKを参照してください。
-
load_rthd
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
-
- STS:ステータス情報を退避するためのメモリ
-
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
- idx_num
-
インポート対象表に定義されたインデクス数
- b_tree_idx_num
-
インポート対象表に定義されたB-treeインデクスの数
- range_idx_num
-
インポート対象表に定義されたレンジインデクスの数
- load_rthd
-
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
- text_idx_num
-
インポート対象表に定義されたテキストインデクスの数
- PAGEALLOC:データインポート用ページ割り当て制御情報
-
次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
PAGEALLOC= MAX(dataload_rthd,dividx_rthd)×310
-
dataload_rthd
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
-
dividx_rthd
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるB-treeインデクスとテキストインデクスの作成スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
-
(b) 変数PROC_IDXの求め方
変数PROC_IDXは,インデクスを作成する場合に使用するプロセス共通メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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変数の説明
- idxf_buff_size
-
1,024を代入してください。
- KEYSZ
-
B-treeインデクスのキー長(単位:バイト)
「5.8.4 B-treeインデクスのキー長(KEYSZ)の求め方」を基に,インデクスのキー長を求めてください。ただし,可変長のデータについては,実際のデータ長としてください。また,処理対象表に複数のB-treeインデクスが定義されている場合は,定義されたB-treeインデクスの中で最大のキー長を使用してください。
- idx_num
-
処理対象表に定義されたB-treeインデクスの数
- load_rthd
-
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
- cmd_d_opt
-
adbimportコマンドのオプションの指定有無,およびインポート対象表の状態によって,変数cmd_d_optの値は異なります。次に示す表に従って,変数cmd_d_optの値を求めてください。
項番
adbimportコマンドのオプションの指定有無,およびインポート対象表の状態
cmd_d_optの値
1
-
adbimportコマンドに-dオプションを指定し,-bオプションを指定しないで実行するとき
-
行を格納するセグメントが割り当てられていない状態のインポート対象表に対して,adbimportコマンドに-dオプションと-bオプションを指定しないで実行するとき
-
マルチチャンク表に対して,adbimportコマンドに-bオプションを指定し,-dオプションを指定しないで実行するとき
1
2
行を格納するセグメントが割り当てられている状態のインポート対象表に対して,adbimportコマンドに-dオプションと-bオプションを指定しないで実行するとき
3
-
- rd_buff_size
-
インポートオプションadb_import_dividx_rd_buff_sizeの指定値
- ld_buff_size
-
インポートオプションadb_import_dividx_wt_buff_sizeの指定値
- CTRL
-
-
インデクスのインデクス構成列が固定長の場合
10バイトを代入してください。
-
インデクスのインデクス構成列に可変長を含む場合
12バイトを代入してください。
-
- text_idx_num
-
処理対象表に定義されたテキストインデクスの数
- dividx_rthd
-
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるB-treeインデクスとテキストインデクスの作成スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
(c) 変数PROC_IDXBUILDの求め方
変数PROC_IDXBUILDは,B-treeインデクスを作成する場合に使用するプロセス共通メモリの所要量を求めるときに使用します。
PROC_IDXBUILDの値は,adbimportコマンドの-dオプションと-bオプションの指定有無,およびインポート対象表の状態によって,次に示すどちらかになります。
- PROC_IDXBUILDの値(単位:キロバイト)
PROC_IDXBUILD= PROC_IDXCREATE,またはPROC_IDXCREATE+PROC_IDXMAINT
- ■PROC_IDXBUILDの値がPROC_IDXCREATEになる場合
-
次に示すどれかに該当するときは,PROC_IDXCREATEになります。
-
adbimportコマンドに-dオプションを指定し,-bオプションを指定しないで実行するとき
-
行を格納するセグメントが割り当てられていない状態のインポート対象表に対して,adbimportコマンドに-dオプションと-bオプションを指定しないで実行するとき
-
マルチチャンク表に対して,adbimportコマンドに-bオプションを指定し,-dオプションを指定しないで実行するとき
-
- ■PROC_IDXBUILDの値がPROC_IDXCREATE+PROC_IDXMAINTになる場合
-
次に該当するときは,PROC_IDXCREATE+PROC_IDXMAINTになります。
-
行を格納するセグメントが割り当てられている状態のインポート対象表に対して,adbimportコマンドに-dオプションと-bオプションを指定しないで実行するとき
-
PROC_IDXCREATE,およびPROC_IDXMAINTは次に示す計算式から求めてください。
変数の説明
- PROC_IDXCREATE:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:キロバイト)
idx_num:インポート対象表に定義されたB-treeインデクスの数
- PROC_IDXCREATE_MEM(k):次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:キロバイト)
PROC_IDXCREATE_MEM(k)= ↑(456+256×idx_col_num+(24+144×↑idx_lv÷16↑) ×(dividx_rthd+1)+(KEYSZ+(idx_col_num+1)×2+12) ×2+page_size×2+268)÷1,024↑
idx_col_num:B-treeインデクスのインデクス構成列の数
- idx_lv:B-treeインデクスの段数
-
「5.8.3 B-treeインデクスごとの格納ページ数の求め方」の「計算式1(PIDX(k)の求め方)」の漸化式を求めて,PIDX(n)=1となったときのnの値を代入してください。
- dividx_rthd:インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numの指定値
-
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるB-treeインデクスとテキストインデクスの作成スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
- KEYSZ:B-treeインデクスのキー長(単位:バイト)
-
「5.8.4 B-treeインデクスのキー長(KEYSZ)の求め方」を基に,インデクスのキー長を求めてください。ただし,可変長のデータについては,実際のデータ長としてください。
page_size:B-treeインデクスが定義されているデータ用DBエリアのページサイズ
- PROC_IDXMAINT:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:キロバイト)
idx_num:インポート対象表に定義されたB-treeインデクスの数
- PROC_IDXMAINT_MEM(k):次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:キロバイト)
PROC_IDXMAINT_MEM(k)= ↑(16+(8+KEYSZ+idx_col_num+1)×(dividx_rthd−1) +528+144×idx_col_num +↑(KEYSZ+(idx_col_num+1)×2+12)÷8↑×8 +(176+48×(idx_lv−1)+32×(idx_lv+1) +page_size×2 +↑(KEYSZ+(idx_col_num+1)×2+3,068)÷8↑×8 +↑(KEYSZ+(idx_col_num+1)×2+4)÷8↑×16 +↑(KEYSZ+(idx_col_num+1)×2+12)÷8↑×8) ×dividx_rthd)÷1,024↑ - KEYSZ:B-treeインデクスのキー長(単位:バイト)
-
「5.8.4 B-treeインデクスのキー長(KEYSZ)の求め方」を基に,インデクスのキー長を求めてください。ただし,可変長のデータについては,実際のデータ長としてください。
idx_col_num:B-treeインデクスのインデクス構成列の数
- dividx_rthd:インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numの指定値
-
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるB-treeインデクスとテキストインデクスの作成スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
- idx_lv:B-treeインデクスの段数
-
「5.8.3 B-treeインデクスごとの格納ページ数の求め方」の「計算式1(PIDX(k)の求め方)」の漸化式を求めて,PIDX(n)=1となったときnの値を代入してください。
page_size:B-treeインデクスが定義されているデータ用DBエリアのページサイズ
(d) 変数PROC_RNGIDXの求め方
変数PROC_RNGIDXは,レンジインデクスを作成する場合に使用するプロセス共通メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
PROC_RNGIDX= ↑64×rngidx_num÷1,024↑
- 変数の説明
-
rngidx_num:インポート対象表に定義されたレンジインデクスの数
(e) 変数PROC_INFILEの求め方
変数PROC_INFILEは,入力データパスファイル名に指定した入力データファイル数が1,024個を超える場合に加算する必要があります。次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
PROC_INFILE= ↑((16+511)×(INFMAX−1,024))÷1,024↑
- 変数の説明
-
INFMAX:入力データパスファイル名に指定した入力データファイル数
(f) 変数PROC_DBUPDINFの求め方
変数PROC_DBUPDINFは,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
|
|
変数の説明
- DBUPDINF_ENT_NUM
-
DBエリア,表,インデクス,およびチャンク更新情報のエントリ数
次に示す計算式から求めてください。なお,マルチノード機能を使用するかどうかで,計算式が異なります。
マルチノード機能を使用しない場合の計算式(単位:個数)
マルチノード機能を使用する場合の計算式(単位:個数)
- idx_num
-
処理対象表に定義しているB-treeインデクス数
- rngidx_num
-
処理対象表に定義しているレンジインデクス数
- txtidx_num
-
処理対象表に定義しているテキストインデクス数
(g) 変数PROC_RTHDUPDINFの求め方
変数PROC_RTHDUPDINFは,次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
-
変数の説明
- rthd_num
-
処理リアルスレッド数
次に示す計算式から求めてください。
なお,次に示すインポートオプションに0を指定したり,指定を省略したりした場合は,各インポートオプションに仮定される値を代入してください。
-
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_num
-
インポートオプションadb_import_sort_rthd_num
-
インポートオプションadb_import_dividx_rthd_num
各インポートオプションについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」を参照してください。
-
(2) リアルスレッド固有メモリの所要量の求め方(adbimportコマンド実行時)
adbimportコマンド実行時のリアルスレッド固有メモリ(RTHD_IMPORTSZ)の所要量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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|
- 変数の説明
-
-
IMPORTBUF
データインポート処理時およびインデクス作成時に使用するバッファ
「6.3.6(2)(a) 変数IMPORTBUFの求め方」を参照して求めてください。
-
SORTIOBUF
ソート処理I/Oバッファ
「6.3.6(2)(b) 変数SORTIOBUFの求め方」を参照して求めてください。
-
SORTBUF
インデクス作成用ソートバッファ
「6.3.6(2)(c) 変数SORTBUFの求め方」を参照して求めてください。
-
RTHD_DATALOAD
データインポート処理時に使用するバッファ
「6.3.6(2)(d) 変数RTHD_DATALOADの求め方」を参照して求めてください。
-
RTHD_IDXREC
B-treeインデクス作成時に使用するバッファ
「6.3.6(2)(e) 変数RTHD_IDXRECの求め方」を参照して求めてください。
-
RTHD_IDXBUILD
B-treeインデクス作成時に使用するバッファ
「6.3.6(2)(f) 変数RTHD_IDXBUILDの求め方」を参照して求めてください。
-
RTHD_RNGIDX
レンジインデクス作成時に使用するバッファ
「6.3.6(2)(g) 変数RTHD_RNGIDXの求め方」を参照して求めてください。
-
RTHD_TXTIDX
テキストインデクス作成時に使用するバッファ
「6.3.6(2)(h) 変数RTHD_TXTIDXの求め方」を参照して求めてください。
-
- 注※1
-
B-treeインデクスを定義した表にデータインポートする場合に加算します。
- 注※2
-
レンジインデクスを定義した表にデータインポートする場合に加算します。
- 注※3
-
テキストインデクスを定義した表にデータインポートする場合に加算します。
(a) 変数IMPORTBUFの求め方
変数IMPORTBUFは,データインポート処理時,およびインデクスの作成時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
IMPORTBUF= ↑(IMP_SQBLK+IMP_SQIO+IMP_SQPGE+IMP_SQHS)÷1,024↑
変数の説明
- IMP_SQBLK:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:バイト)
IMP_SQBLK= imp_blknum×(104+16×↓(IMP_BLKSZ÷imp_pagesize)÷64↓)
imp_blknum:インポートオプションadb_import_buff_blk_numの指定値
- imp_pagesize:
-
インポート対象表,または作成対象のインデクスが格納されているデータ用DBエリアのページサイズ
- IMP_BLKSZ:次に示す計算式から求めてください。
IMP_BLKSZ= 4,096×1,024
- IMP_SQIO:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:バイト)
IMP_SQIO= 480×imp_blknum
imp_blknum:インポートオプションadb_import_buff_blk_numの指定値
- IMP_SQPGE:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:バイト)
IMP_SQPGE= (176+imp_pagesize+BUFLOG)×(IMP_BLKSZ÷imp_pagesize) ×imp_blknum- imp_pagesize:
-
インポート対象表,または作成対象のインデクスが格納されているデータ用DBエリアのページサイズ
BUFLOG:「6.3.3(3)(c) 変数BUFGLOBALの求め方」の変数BUFLOGを参照してください。
- IMP_BLKSZ:次に示す計算式から求めてください。
IMP_BLKSZ= 4,096×1,024
imp_blknum:インポートオプションadb_import_buff_blk_numの指定値
- IMP_SQHS:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式(単位:バイト)
IMP_SQHS= (8×imp_blknum)+(40×imp_blknum)
imp_blknum:インポートオプションadb_import_buff_blk_numの指定値
(b) 変数SORTIOBUFの求め方
変数SORTIOBUFは,ソート処理時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
SORTIOBUF= sort_io_buff_size×sort_rthd
変数の説明
- sort_io_buff_size
-
16を代入してください。
- sort_rthd
-
インポートオプションadb_import_sort_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_sort_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるソートスレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
(c) 変数SORTBUFの求め方
変数SORTBUFは,ソート処理時のインデクス作成で使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
SORTBUF= (48+sort_buff_size×1,024)×sort_rthd
変数の説明
- sort_rthd
-
インポートオプションadb_import_sort_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_sort_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるソートスレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
- sort_buff_size
-
インポートオプションadb_import_sort_buff_sizeの指定値※
- 注※
-
ソート処理では,作業用ワークファイルが作成されます。このファイルの容量を最小にする変数sort_buff_sizeの計算式を次に示します。変数sort_buff_sizeは,次に示す計算式を満たすようにしてください。ただし,メモリに余裕がない場合,またはほとんどのデータがインデクスキー順に並んでいる場合は,必要以上に大きな値を指定しないでください。
計算式
変数の説明
- REC_SIZE:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式
REC_SIZE= (KEYSZ+SYS1)+SYS2
- KEYSZ:B-treeインデクスのキー長(単位:バイト)
-
「5.8.4 B-treeインデクスのキー長(KEYSZ)の求め方」を基に,インデクスのキー長を求めてください。ただし,可変長のデータについては,実際のデータ長としてください。また,処理対象表に複数のB-treeインデクスが定義されている場合は,定義されたB-treeインデクスの中で最大のキー長を使用してください。
- SYS1:次に示す値を仮定してください。
-
-
インポート対象表に定義されたインデクスのインデクス構成列が固定長の場合:10
-
インポート対象表に定義されたインデクスのインデクス構成列に可変長を含む場合:12
-
- SYS2:次に示す値を仮定してください。
-
-
インポート対象表に定義されたインデクスが可変長の複数列インデクスの場合:(インデクス構成列数×4)
-
そのほかのインデクスの場合:0
-
- BLK:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式
BLK= REC_SIZE+(KEYSZ+8)+56
- row_num:
-
adbimportコマンドで表に格納する行数
- KEY_INF:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式
KEY_INF= REC_SIZE+(KEYSZ+8)+28
- COL_INFO:次に示す計算式から求めてください。
-
計算式
COL_INFO= 2,112+(MULTI_KEY_INFO×32)+(KEYSZ+8)
- MULTI_KEY_INFO:次に示す値を仮定してください。
-
-
インポート対象表に定義されたB-treeインデクスが可変長の複数列インデクスの場合:(インデクス構成列数×2)+2
-
そのほかの場合:5
-
(d) 変数RTHD_DATALOADの求め方
変数RTHD_DATALOADは,データインポート処理時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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- 変数の説明
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col_num:インポート対象表の列数
var_col_num:インポート対象表にあるVARCHAR型,およびVARBINARY型の列数
- 注※1
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インポート対象表にレンジインデクスが定義されている場合に加算してください。
- 注※2
-
インポート対象表が非FIX表の場合に加算してください。
- 注※3
-
アーカイブマルチチャンク表に対して,-dオプションを指定してadbimportコマンドを実行する場合に加算してください。
(e) 変数RTHD_IDXRECの求め方
変数RTHD_IDXRECは,B-treeインデクス作成時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
RTHD_IDXREC= ↑(386+328×(idx_num−1)+32×max_idx_col_num +(64+buf_size×1,024)×2×idx_num)÷1,024↑
- 変数の説明
-
-
idx_num
インポート対象表に定義されたB-treeインデクスの数
-
max_idx_col_num
インポート対象表に定義されたB-treeインデクスのインデクス構成列数の最大値
-
buf_size
1,024を代入してください。
-
(f) 変数RTHD_IDXBUILDの求め方
変数RTHD_IDXBUILDは,B-treeインデクス作成時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。変数RTHD_IDXBUILDは,次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
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- 変数の説明
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- idx_num
-
インポート対象表に定義されたB-treeインデクスの数
- RTHD_IDXBUILD_MEM(k)
-
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
RTHD_IDXBUILD_MEM(k)= ↑(61,474+↑MAX(255,KEYSZ)÷2↑×2+3,070 +↑KEYSZ+CTRL÷8↑×8+MAX(255,KEYSZ) +14+↓8+page_size×95÷100↓×2)÷1,024↑
- page_size
-
B-treeインデクスが定義されているデータ用DBエリアのページサイズ
- KEYSZ
-
B-treeインデクスのキー長(単位:バイト)
「5.8.4 B-treeインデクスのキー長(KEYSZ)の求め方」を基に,インデクスのキー長を求めてください。ただし,可変長のデータについては,実際のデータ長としてください。
- CTRL
-
-
インデクス構成列のキー長がすべて固定長の場合
10バイトを代入してください。
-
インデクス構成列のキー長に可変長を含む場合
12バイトを代入してください。
-
(g) 変数RTHD_RNGIDXの求め方
変数RTHD_RNGIDXは,レンジインデクス作成時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。
次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
RTHD_RNGIDX= ↑(16+128×rngidx_num)×load_rthd÷1,024↑
変数の説明
- rngidx_num
-
インポート対象表に定義されたレンジインデクスの数
- load_rthd
-
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるデータ格納スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
(h) 変数RTHD_TXTIDXの求め方
変数RTHD_TXTIDXは,テキストインデクス作成時に使用するリアルスレッド固有メモリの所要量を求めるときに使用します。
次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
-
変数の説明
- idx_num
-
処理対象表に定義されたテキストインデクスの数
- RTHD_TXTIDXBUILD_MEM(k)
-
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
- buff_blk_size
-
4,096を代入してください。
- buff_blk_num
-
インポートオプションadb_import_buff_blk_numの指定値
- idx_div_num
-
k番目のテキストインデクスのインデクス構成列定義長
- txt_sort_buff_size
-
インポートオプションadb_import_txt_buff_sizeの指定値
(3) ヒープメモリの所要量の求め方(adbimportコマンド実行時)
adbimportコマンド実行時のヒープメモリ(HEAP_IMPORTSZ)の所要量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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- 注※
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複数のadbimportコマンドを同時に実行する場合は,各adbimportコマンドが使用するメモリ所要量を求めてください。そして,それぞれで求めたメモリ所要量を合計してください。
変数の説明
- HEAP_ZLIB
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「6.3.6(3)(a) 変数HEAP_ZLIBの求め方」を参照してください。
- HEAP_SRTHMEM
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「6.3.6(3)(b) 変数HEAP_SRTHMEMの求め方」を参照してください。
(a) 変数HEAP_ZLIBの求め方
変数HEAP_ZLIBは,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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変数の説明
- load_rthd
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インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numの指定値
このオプションの指定を省略した場合,またはこのオプションに0を指定した場合は,データ格納スレッド数として,入力データファイル数が仮定されるため,その値を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。
(b) 変数HEAP_SRTHMEMの求め方
変数HEAP_SRTHMEMは,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
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変数の説明
- sort_rthd
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インポートオプションadb_import_sort_rthd_numの指定値
インポートオプションadb_import_sort_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるソートスレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドの指定形式」の「インポートオプションの形式」を参照してください。