スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド
ログ適用サイトのHiRDBは,pdstart -lコマンドで開始します。なお,ログ適用サイトでは,サーバ単位の開始はできません。
ログ適用サイトのHiRDBの開始モードを次に示します。
ファイル区分がDBのペア論理ボリュームグループの状態が表11-1以外の状態で,かつ書き込み不可状態の場合,該当するペア論理ボリュームグループに配置したログ適用サイトのRDエリアが閉塞します。該当するペア論理ボリュームグループが書き込み不可状態かどうかについては,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
システムログ適用化を実施したあと,初めてログ適用サイトのHiRDBを開始した場合,pdlogadfg -d sspオペランドにONLを指定していない副シンクポイントダンプファイルのファイルグループをオープンすることがあります。オープンする条件を次の表に示します。
表11-2 副シンクポイントダンプファイルのファイルグループのオープン条件
ログ適用サイトのHiRDBの開始タイミング | ログ適用サイトのpdlogadfg -d sspオペランドの値 | シンクポイント情報 | 前回のログ適用サイトのHiRDB稼働状態 | オープン するかどうか |
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システムログ適用化を行ったあと,初めてログ適用サイトのHiRDBを開始したとき | ONL指定あり | − | − | オープンする |
ONL指定なし | システムログ適用化で業務サイトのHiRDBを終了したとき,最後に有効化したシンクポイント情報を含むシンクポイントダンプファイルのファイルグループ | − | オープンする | |
− | 上記以外 | − | オープンしない | |
上記以外 | − | − | オープン | オープンする |
クローズ | オープンしない |
ログ適用サイトとして運用している複数ユニットのHiRDB/パラレルサーバで,システムマネジャ以外のユニットを単独で開始する場合,pdstartコマンドには-lオプションを必ず指定してください。-lオプションを指定しないと,そのユニットの開始に失敗します。詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」のpdstartコマンドを参照してください。
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