スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
- 質問
- 障害発生時の調査資料としては何を取得すればよいですか?
- お答えします
- 一般的には,障害情報取得コマンド(pdinfogetコマンド)で資料を採取してください。なお,障害内容によっては,「付録C 障害調査のために必要な情報」に示す資料が必要となります。
(2) HiRDBを再開始後,SPPがDBの排他待ちタイムアウトで異常終了しました
- 質問
- HiRDBを再開始後,SPPがRDエリアの排他待ちタイムアウトで異常終了しました。
- 排他が残っているようですが考えられる原因は?
- SPPが異常終了後,ロールバック中の状態のままで回復しません。考えられる原因は?
- OpenTP1をdcstopコマンド(OpenTP1のコマンド)で正常終了させようとしたが,ロールバック中のSPPがいて終了できません。考えられる原因は?
- お答えします
- OpenTP1のトランザクションサービス定義(trn)に,次の指定がされていないと考えられます。
・trnstring -n HiRDB_DB_SERVER -d
これは,OpenTP1のコミット最適化及びプリペア最適化を抑止する指定で,HiRDBがXAインタフェースでOpenTP1と連携する場合の標準です。
- OpenTP1のトランザクションサービス定義(trn)にHiRDBのクライアント環境変数の指定がないか,又は指定値に誤りがあると考えられます。次に示すクライアント環境変数を見直してください。
・PDHOST
・PDNAMEPORT
同時に,OpenTP1のユーザサービスデフォルト定義(usrrc)も見直してください。
- 2と同件と考えられます。
- 注意
- 上記の状態となった場合は,OpenTP1を強制停止させ,HiRDBシステム定義を修正してからOpenTP1を再起動してください。
- 参考
- trnとusrrcで共通な環境変数は,envで指定することをお勧めします。
- envに指定する場合は,trnやusrrcと環境変数が異なるため,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」で確認してください。
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