スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB/シングルサーバの場合はシングルサーバを定義したサーバマシンにDF/UXをインストールします。HiRDB/パラレルサーバの場合はフロントエンドサーバを定義したサーバマシンにDF/UXをインストールします。
DF/UX環境定義のHiRDBに関するオペランドについて説明します。DF/UX環境定義については,マニュアル「分散データベース DF/UX」を参照してください。
分散クライアント機能を使用するときに関連するオペランドを次に示します。
オペランド名 | 指定内容 |
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sql_environment_name | 分散サーバのRDノード名称を指定します。DF/UXのSQL環境定義のrd_node_nameオペランドに指定した名称を指定します。 |
context_name | RDA#SQL#BASIC#OSASを指定します。 |
block_fetch_count | PDRDABLKFオペランドの省略値になります。 |
分散クライアント機能を使用するときに指定が無効となるオペランドを次に示します。
次に示す計算式を満たすようにmaximum_client_users及びmaximum_server_usersオペランドを設定してください。
〈計算式〉
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DF/UX分散定義に指定する必要のあるオペランドを次に示します。DF/UX分散定義については,マニュアル「分散データベース DF/UX」を参照してください。
オペランド名 | 指定内容 |
---|---|
context_name | RDA#SQL#BASIC#OSASを指定します。 |
DF/UXのdfsvplinkコマンドで,サーバ機能実行可能ファイルを作成してください。dfsvplinkコマンドでは,次に示すオプションを指定します。dfsvplinkコマンドについては,マニュアル「分散データベース DF/UX」を参照してください。
dfsvplinkコマンド のオプション |
指定する内容 |
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−X | xa_switch_t構造体の名称として,p_rdb_df_xa_switchを指定します。 |
−l | 分散サーバのDBMSのライブラリとして,次に示すライブラリを指定します。
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DF/UXとHiRDBとの通信は,ローカルアクセスのUAPと同じくHiRDBのクライアントライブラリを使用します。したがって,DF/UXの開始コマンド(dfstartコマンド)の環境変数にクライアント環境定義を指定する必要があります。DF/UXを自動開始する場合は,/etc/rcファイル内のlocalrcでdfstartコマンドの前にクライアント環境定義を指定してください。DF/UXの自動開始(/etc/rcファイル内のlocalrcの指定方法)については,マニュアル「分散データベース DF/UX」を参照してください。
指定する必要があるクライアント環境定義を次に示します。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
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