スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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27.2 システム構成

ここでは,MIBパフォーマンス情報監視機能を使用する場合のシステム構成例を説明します。

<この節の構成>
(1) HiRDB/シングルサーバの場合
(2) HiRDB/パラレルサーバの場合
(3) マルチHiRDBの場合
(4) 系切り替え機能を使用する場合

(1) HiRDB/シングルサーバの場合

HiRDB/シングルサーバに適用する場合のシステム構成を次の図に示します。

図27-2 HiRDB/シングルサーバに適用する場合のシステム構成

[図データ]

〔説明〕
監視対象のHiRDBがあるサーバマシンにJP1/ESAをインストールします。

(2) HiRDB/パラレルサーバの場合

HiRDB/パラレルサーバに適用する場合のシステム構成を次の図に示します。

図27-3 HiRDB/パラレルサーバに適用する場合のシステム構成

[図データ]

〔説明〕
システムマネジャがあるサーバマシンでパフォーマンス情報を収集するため,JP1/ESAはシステムマネジャがあるサーバマシンにインストールします。それ以外のサーバマシンにはJP1/ESAをインストールする必要はありません。
MIBコマンドはシステムマネジャがあるサーバマシンで実行されます。

(3) マルチHiRDBの場合

HiRDB/シングルサーバのマルチHiRDB構成に適用する場合のシステム構成を次の図に示します。

図27-4 HiRDB/シングルサーバのマルチHiRD構成に適用する場合のシステム構成

[図データ]

〔説明〕
マルチHiRDBの場合は,一つのMIBコマンドで複数のHiRDBを監視できます。複数のHiRDBを監視するには,MIB環境定義ファイルに複数のHiRDBを指定する必要があります。なお,必ずしもすべてのHiRDBを監視する必要はありません。複数のHiRDBのうち一つだけを監視対象にすることもできます。

(4) 系切り替え機能を使用する場合

1:1系切り替え構成に適用する場合のシステム構成を次の図に示します。

図27-5 1:1系切り替え構成に適用する場合のシステム構成

[図データ]

〔説明〕
系切り替え機能を使用する場合は,待機系のサーバマシンでも監視を行うように設定してください。そうすると,系切り替えの発生時に切り替え先のサーバマシンで監視を続行できます。ただし,収集したパフォーマンス情報は,次の図に示すように連続していません。別のHiRDBを監視しているように見えます。

図27-6 1:1系切り替え構成に適用した場合のパフォーマンス情報の見え方

[図データ]