スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

23.7.3 データロード中にエラーが発生した場合の対処方法

データロード中にエラーが発生した場合の対処方法を説明します。

<この項の構成>
(1) ログ取得モード又は更新前ログ取得モードで実行した場合
(2) ログレスモードで実行した場合

(1) ログ取得モード又は更新前ログ取得モードで実行した場合

〈手順〉
  1. データロード処理の進み具合を確認してください。データロード中は監査証跡ファイルごとにコミット処理を行うため,KFPL00800-Iメッセージが出力された監査証跡ファイルまでがデータロードを完了しています。
    また,pdls -d audコマンドで監査証跡ファイルの状態を確認してください。データロードを完了しているファイルはデータロード済みになっています。
  2. KFPL23202-Eメッセージが出力されているかを確認してください。KFPL23202-Eメッセージに表示されている監査証跡ファイルはデータロードを完了しているが,ファイルの状態変更に失敗しています。このため,このファイルはデータロード待ちになっているため,このままpdloadコマンドを再実行するとデータが二重登録されてしまいます。したがって,pdaudrmコマンドでこのファイルを削除した後にpdloadコマンドを再実行してください。
  3. pdloadコマンドを再実行します。オプションの指定,及び制御情報ファイルの指定を変更する必要はありません。

(2) ログレスモードで実行した場合

〈手順〉
  1. データロード実行前に取得したバックアップを使用して,pdrstrコマンドで監査証跡表を格納するRDエリアを回復してください。
  2. データロードが完了した監査証跡ファイルはデータロード済みになっています。そのため,このままpdloadコマンドを再実行してもデータロード済みのファイルの分がデータロードできません。この場合,mode=forceを指定してpdloadコマンドを再実行してください。
  3. pdloadコマンドを再実行します。file=allを指定していた場合,fileオペランドでデータロード対象の制御情報ファイルを指定してください。