スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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23.6.2 監査証跡ファイルの状態

HiRDBは監査証跡ファイルを幾つかの状態に分けて管理しています。監査証跡ファイルの状態を次の表及び次の図に示します。監査証跡ファイルの状態はpdls -d audコマンドで確認できます。

表23-16 監査証跡ファイルの状態

ファイルの状態 説明
現用 監査証跡の出力対象になっているファイルです。この状態のファイルは常に一つです。なお,現用以外のファイルを待機といいます。
データロード済み 監査証跡表へのデータロードが完了しているファイルです。監査証跡ファイルのスワップ発生時にスワップ先にできるファイルです。
データロード待ち 監査証跡表へのデータロードが完了していないファイルです。監査証跡ファイルのスワップ発生時にスワップ先にできないファイルです。ただし,pd_aud_no_standby_file_oprオペランドの値によっては,この状態のファイルをスワップ先にすることもできます。
閉塞 監査証跡の入出力又は監査証跡ファイルヘッダの入出力時に障害が発生して,使用できない監査証跡ファイルです。監査証跡ファイルのスワップ発生時にスワップ先にできないファイルです。なお,閉塞していないファイルを正常なファイルといいます。

図23-6 監査証跡ファイルの状態

[図データ]