スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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22.6.2 常駐プロセス数のチューニング

pd_process_countオペランドで指定した常駐プロセス数のチューニング方法について説明します。

参照する情報
システムの稼働に関する統計情報の次に示す情報を参照してください。

確認する目的
処理中に実際にサービスを実行していたサーバプロセスの稼働数の平均値に近い値に常駐プロセス数を指定して,各サーバのサーバプロセス起動時間の削減とメモリ資源の削減を図ります。

解析結果を判断する方法
各サーバのサーバプロセスをあらかじめ常駐しておくことでサーバプロセス起動時間を削減できますが,必要以上に多くのサーバプロセスを常駐させるとメモリ資源を圧迫します。そこで,各サーバで指定する常駐プロセス数は「サービス実行中のサーバプロセス数(#OF PROCESS ON SERVICE)」の平均値が妥当だと考えられます。
●サーバのサービス実行のレスポンスを改善する場合
pd_process_countオペランドの値が「サービス実行中のサーバプロセス数(#OF PROCESS ON SERVICE)」の平均値よりも小さければ,平均値程度まで上げるようにします。さらに上げることもできますが,その場合はサービスを受けない常駐プロセスが,余計なメモリを占有する可能性が高くなるので注意してください。
●常駐サーバプロセスの占有メモリ量を減らす場合
pd_process_countオペランドの値が「サービス実行中のサーバプロセス数(#OF PROCESS ON SERVICE)」の平均値よりも大きければ,平均値程度まで下げるようにします。さらに下げることもできますが,その場合は常駐プロセス数を超える要求を受ける可能性が高くなり,サーバプロセスの起動時間分だけサービス実行のレスポンスが低下するので注意してください。

対策方法
pd_process_countオペランドの値を修正してください。