スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
差分バックアップ管理ファイルがない場合は,pdrstrコマンドを複数回(バックアップの取得回数分)実行してデータベースを回復します。
例題2の回復方法を実行する場合は,「20.4.2(5)pdrstrコマンドでRDエリアを最新の同期点に回復します」の操作方法が異なります。ここでは,その操作方法だけを説明します。差分バックアップの取得方法は次のとおりとします。
pdrstr -m /rdarea/mast/mast01 -g backupg1 -K /pdcopy/admfile -b /pdcopy/backup01 -r rdarea01,rdarea02 |
月曜日に取得した差分バックアップを入力情報にしてpdrstrコマンドでRDエリアを回復します。
pdrstr -m /rdarea/mast/mast01 -g backupg1 -K /pdcopy/admfile -b /pdcopy/backup02 -r rdarea01,rdarea02 |
火曜日に取得した差分バックアップを入力情報にしてpdrstrコマンドでRDエリアを回復します。
pdrstr -m /rdarea/mast/mast01 -g backupg1 -K /pdcopy/admfile -b /pdcopy/backup03 -r rdarea01,rdarea02 |
火曜日に取得した差分バックアップ以降の回復を,アンロードログファイルを入力情報にしてpdrstrコマンドで行います。なお,ここでエラーが発生した場合は,(1)から操作をし直してください。また,アンロードログファイルを入力情報にして回復をした場合,回復後に必ずフルバックアップを取得してください。
pdrstr -m /rdarea/mast/mast01 -l /unld/unldlog01 -w /tmp/sortwork -r rdarea01,rdarea02 |
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