スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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19.19.2 対処方法

対処手順を次に示します。

〈手順〉
  1. $PDDIR/spool下のトラブルシュート情報のバックアップを取得します。
  2. 障害発生以前の全syslogfileの内容のバックアップを取得します。
  3. pdcloseコマンドで障害閉塞したRDエリア及び関連するRDエリア(関連する表及びインデクス格納RDエリア)をクローズします。
  4. pdfbkupコマンドで障害閉塞したRDエリア及び関連するRDエリアを構成するファイルのバックアップを取得します。
  5. 以上の作業をした後にRDエリアの回復作業を行います。
    RDエリアの回復方法には次に示す二つの方法があります。
<この項の構成>
(1) 回復方法(その1)
(2) 回復方法(その2)

(1) 回復方法(その1)

システム単位のバックアップがある場合は,システム全体をバックアップ取得時点に回復してください。

(2) 回復方法(その2)

障害閉塞したRDエリアをデータベース構成変更ユティリティ(pdmodコマンド)で再初期化してください。ただし,この方法だと再初期化したRDエリア内のデータは削除されます。アンロードデータファイル又は入力データファイルなどからデータを回復してください。

また,再初期化したRDエリアに関連するRDエリアを論理的に回復する必要があります。

なお,HiRDBを再開始しなかった場合は,ほかのRDエリアにも同様の障害が発生している可能性があるので注意してください。