スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
接続中のユーザが存在する状態でHiRDBを終了しようとした場合,KFPS05120-Wメッセージを出力して接続ユーザ情報ファイル($PDDIR/spool/cnctusrinf),及び接続ユーザ詳細ファイル($PDDIR/spool/cnctusrdtl)を出力します。HiRDB/パラレルサーバの場合,これらのファイルはシステムマネジャがあるサーバマシンに出力されます。HiRDB管理者はこれらのファイルの情報から接続中のユーザを特定してください。
- <この項の構成>
- (1) 接続ユーザ情報ファイルの出力情報
- (2) 接続ユーザ詳細ファイルの出力情報
(1) 接続ユーザ情報ファイルの出力情報
- 出力例
UNIT ID : M350(173420)
UID PID GID SVID TIME PROGRAM C-GRP C-PID C-IP
334 22118 300 fes1 173330 uap00 PC 22205 172.17.32.37
UNIT ID : M35b(173427)
UID PID GID SVID TIME PROGRAM C-GRP C-PID C-IP
334 17524 300 fes2 173343 uap01 PC 17619 172.17.32.39
334 17533 300 fes2 173333 uap02 PC 22200 172.17.32.37
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- 〔説明〕
- UNIT ID:
- ユニット識別子(4バイト)と,接続ユーザ情報ファイルの作成時刻(6バイト,時分秒形式)に括弧を付けて表示します。
- UID:
- HiRDBに接続中のユーザのユーザIDを表示します(5バイト,右詰め表示)。
- PID:
- HiRDBのサーバプロセスのプロセスIDを表示します(10バイト,右詰め表示)。
- GID:
- HiRDBに接続中のユーザのグループIDを表示します(5バイト,右詰め表示)。
- SVID:
- ユーザが接続しているサーバのサーバ識別子を表示します(8バイト,左詰め表示)。
- HiRDBのサーバプロセス起動直後には,空白が表示される場合があります。
- TIME:
- HiRDBがサービスの要求を受け付けた時刻(時分秒)を表示します(6バイト)。ユーザが接続していないサーバについては999999を表示します。
- PROGRAM:
- クライアント環境定義のPDCLTAPNAMEオペランドの指定値が表示されます(30バイト,左詰め)。PDCLTAPNAMEオペランドを省略した場合は,「Unknown」を表示します。PDCLTAPNAMEオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
- ユティリティの場合は「********」を表示します。
- 分散データベース機能を使用してHiRDBにアクセスするUAPの場合は,「RDAUSER−認可識別子」と表示します。
- HiRDBのサーバプロセス起動直後には,「********」が表示される場合があります。
- C-GRP:
- HiRDBに接続中のユーザの種別(クライアントグループの種別)を表示します(2バイト)。
- なお,クライアントグループの接続枠保証機能を使用していて,ユーザ任意のクライアントグループを定義している場合は,ユーザが定義したクライアントグループ名称を表示します。
表示される
文字列 |
ユーザの種別 |
XA |
X/Open XAインタフェースでHiRDBに接続したユーザです。 |
DF |
分散クライアントからHiRDBに接続したユーザです。 |
PC |
PCクライアントからHiRDBに接続したユーザです。 |
WS |
WSクライアントからHiRDBに接続したユーザです。 |
MF |
メインフレーム系クライアント(VOS3クライアントなど)からHiRDBに接続したユーザです。 |
- C-PID:
- HiRDBに接続中のクライアントのプロセスIDを表示します(10バイト,右詰め)。
- 次に示す場合は表示されません。
- UAPをリンケージしたクライアントのバージョンがHiRDB Version 4.0 04-00より前の場合
- Type4 JDBCドライバから接続している場合
- C-IP:
- HiRDBに接続中のクライアントのIPアドレスを表示します(15バイト,左詰め)。
(2) 接続ユーザ詳細ファイルの出力情報
接続ユーザ詳細ファイルには次に示すコマンドの実行結果が出力されます。
- pdls -d act
- pdls -d prc
- pdls -d trn
各コマンドの実行結果については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
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