スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
UAP又はユティリティが終了しないと(接続中のユーザが存在すると)HiRDBを終了できません。HiRDBの終了時に接続中のユーザが存在する場合は,KFPS05120-Wメッセージを出力し,接続ユーザ情報ファイル及び接続ユーザ詳細ファイルを出力します。このとき,HiRDB管理者は次に示す手順に従って接続中のユーザを切断し,HiRDBを終了してください。
pdls -d prc HOSTNAME : k95x620(173420) STATUS PID UID GID SVID TIME PROGRAM C-PID C-GRP L 22118 334 300 fes1 173330 uap00 22205 PC |
接続先ユーザ情報ファイルの出力内容については,「19.13.2 接続ユーザ情報ファイルと接続ユーザ詳細ファイル」を参照してください。
UNIT ID : UNT1(173420) UID PID GID SVID TIME PROGRAM C-GRP C-PID C-IP 334 22118 300 fes1 173330 uap00 PC 22205 172.17.32.37 |
pdls -d trnコマンドを実行するか,又は接続ユーザ詳細ファイル中のpdls -d trnコマンドの実行結果から実行中のトランザクションが存在するかを調べます。
接続ユーザ詳細ファイルの出力内容については,「19.13.2 接続ユーザ情報ファイルと接続ユーザ詳細ファイル」を参照してください。
pdls -d trnコマンドの実行結果,又は接続ユーザ詳細ファイルの情報からREADY(p,?)又はFORGETTING(?,w)状態のトランザクションが存在するかを調べてください。
「19.14 未決着状態のトランザクションがあるときの対処方法」を参照して未決着状態のトランザクションを決着してください。
pdls -d trnコマンドの実行結果,又は接続ユーザ詳細ファイルの情報からREADY(p,?)又はFORGETTING(?,w)状態以外のトランザクションが存在するかを調べてください。
READY(p,?)又はFORGETTING(?,w)状態以外のトランザクションが存在した場合,そのトランザクションを強制終了するか,トランザクションが決着するのを待つかを決定します。実行中のトランザクションの処理時間が短い場合はトランザクションの終了を待ってください。処理時間が長い場合はトランザクションを強制終了してください。
pdcancelコマンドでトランザクションを強制終了します。
HiRDB/シングルサーバの場合
pdcancel -u UAP00 -i 22118 |
HiRDB/パラレルサーバの場合(実行例1)
pdcancel -x k95x620 -u UAP00 -i 22118 |
HiRDB/パラレルサーバの場合(実行例2)
pdcancel -X UNT1 -u UAP00 -i 22118 |
pdcancelコマンドの実行後,トランザクションが自動的に決着するのを待ちます。
トランザクションを強制終了しない場合は,トランザクションが終了するのを待ちます。
接続中のユーザにトランザクションが存在しない場合は,接続中のユーザをpdcancelコマンドで切断してください。
HiRDB/シングルサーバの場合
pdcancel -i 22118 -d |
HiRDB/パラレルサーバの場合(実行例1)
pdcancel -x k95x620 -i 22118 -d |
HiRDB/パラレルサーバの場合(実行例2)
pdcancel -X UNT1 -i 22118 -d |
pdcancelコマンドの実行後はユーザの接続が切断されて,HiRDBの終了処理が再開されるのを待ちます。
KFPS05047-Eメッセージが出力されていると,pdstopコマンドがタイムアウトしています。
pdstopコマンドがタイムアウトした場合は,再度pdstopコマンドを実行してください。
KFPS01840-Iメッセージが出力されている場合,HiRDBの終了処理が開始されています。
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