スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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19.2 UAPが正しく実行されないときの対処方法

実行者 HiRDB管理者

ここでは,UAPが正しく実行されないときの対処方法について説明します。

<この節の構成>
(1) UAPを実行できないときの対処方法
(2) UAPが終了しないときの対処方法
(3) UAPが異常終了したときの対処方法

(1) UAPを実行できないときの対処方法

UAPを実行できないのは,次の表に示す原因が考えられます。

表19-7 UAPを実行できないときに考えられる原因とその対処方法

考えられる原因 対処方法
HiRDBシステム定義に誤りがあります。 HiRDBシステム定義に誤りがある旨のメッセージが出力されます。そのメッセージを参考にして,HiRDBシステム定義を修正してください。
メモリが不足しています。 メモリが不足している旨のメッセージが出力されます。共用メモリの場合は,HiRDBシステム定義を見直してください。プロセス固有メモリの場合は,必要のないプロセスを停止してください。
最大同時接続数を超えています。
  • pd_max_usersオペランドの指定値を大きくしてください。
  • pdchprcコマンドでフロントエンドサーバ又はシングルサーバのサーバプロセスの最大数を変更している場合は,最大数を大きくしてください。
クライアント環境定義の環境変数の設定に誤りがあります。 マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照して,環境変数を正しく指定してください。
HiRDBが開始していません。 HiRDBを開始してください。
HiRDB/パラレルサーバの場合,ユニット又はサーバ単位に停止していることがあります。この場合,ユニット又はサーバ単位に開始してください。

(2) UAPが終了しないときの対処方法

UAPの実行状況を調べてください。UAPの実行状況を調べる方法については,「8.2 UAP又はユティリティの実行時間が長い場合」を参照してください。そして必要ならば,pdcancelコマンドでUAPを強制終了させてください。

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。

(3) UAPが異常終了したときの対処方法

UAPが異常終了した場合,pdls -d prcコマンドで,そのUAPのサーバプロセスが残っていないか確認してください。サーバプロセスが残っている場合は,pdcancelコマンドでその処理プロセスを終了させてください。

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。