スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
ここでは,UAPが正しく実行されないときの対処方法について説明します。
UAPを実行できないのは,次の表に示す原因が考えられます。
表19-7 UAPを実行できないときに考えられる原因とその対処方法
考えられる原因 | 対処方法 |
---|---|
HiRDBシステム定義に誤りがあります。 | HiRDBシステム定義に誤りがある旨のメッセージが出力されます。そのメッセージを参考にして,HiRDBシステム定義を修正してください。 |
メモリが不足しています。 | メモリが不足している旨のメッセージが出力されます。共用メモリの場合は,HiRDBシステム定義を見直してください。プロセス固有メモリの場合は,必要のないプロセスを停止してください。 |
最大同時接続数を超えています。 |
|
クライアント環境定義の環境変数の設定に誤りがあります。 | マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照して,環境変数を正しく指定してください。 |
HiRDBが開始していません。 | HiRDBを開始してください。 HiRDB/パラレルサーバの場合,ユニット又はサーバ単位に停止していることがあります。この場合,ユニット又はサーバ単位に開始してください。 |
UAPの実行状況を調べてください。UAPの実行状況を調べる方法については,「8.2 UAP又はユティリティの実行時間が長い場合」を参照してください。そして必要ならば,pdcancelコマンドでUAPを強制終了させてください。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
UAPが異常終了した場合,pdls -d prcコマンドで,そのUAPのサーバプロセスが残っていないか確認してください。サーバプロセスが残っている場合は,pdcancelコマンドでその処理プロセスを終了させてください。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
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