スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

13.14 ハッシュ関数を変更する方法

実行者 HiRDB管理者及び表の所有者

RDエリアごとの格納行数に偏りがあると,表に対する処理性能が悪くなることがあります。このような場合は,ハッシュ関数を変更してRDエリアごとの格納行数を均等にし,表に対する処理性能を向上してください。

注意
  1. ハッシュ関数を変更すると,その表を使用しているストアドルーチンが無効になります。この場合,ALTER PROCEDURE又はALTER ROUTINEでストアドルーチンを再作成してください。
  2. トリガSQL文中に指定している表のハッシュ関数を変更すると,トリガが無効になります。この場合,ALTER TRIGGER又はALTER ROUTINEでトリガを再作成してください。
  3. ハッシュ関数の変更後,必要があれば最適化情報収集ユティリティ(pdgetcstコマンド)を実行してください。最適化情報収集ユティリティの実行要否については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
  4. コンストラクタ逆生成関数を持つプラグインの抽象データ型を定義した表については,ハッシュ関数を変更できます。なお,LOB属性のSGMLTEXT型を定義した表のハッシュ関数を変更する場合は,-jオプションを指定する必要があります。
<この節の構成>
13.14.1 例題1(フレキシブルハッシュ分割の場合)
13.14.2 例題2(FIXハッシュ分割の場合)