スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB/パラレルサーバのフロントエンドサーバ(FES1)及びバックエンドサーバ(BES1)を移動します。このときの手順を説明します。
システム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用するため,HiRDBを正常終了する必要がありません。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。
サーバを移動するため,ユニット2のメモリ所要量を見積もり直してください。また,OSのオペレーティングシステムパラメタを必要に応じて変更してください。メモリ所要量,及びオペレーティングシステムパラメタの見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
なお,オペレーティングシステムパラメタの変更を有効にするには,OSをリブートする必要があるため,HiRDBを正常終了する必要があります。ここでは,オペレーティングシステムパラメタの変更はないとします。
共用化しているディスクの切り離し及び接続を行うシェルを用意してください。シェルはスーパユーザが実行します。安全のため,ディスクの切り離し及び接続を行うシェルには,ディスクを接続するコマンド又はディスクを切り離すコマンド以外を記述しないでください。
次に示す手順で,サーバ構成の変更を反映したHiRDBシステム定義を作成してください。
pdconfchk -d chgconf |
$PDDIR/conf/chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
pdchgconf |
HiRDBシステム定義を変更後のHiRDBシステム定義に置き換えます。このとき,(1)で作成したディスクの切り離し及び接続を行うシェルが実行されます。
クライアント環境定義に次に示すオペランドを指定している場合は注意が必要です。これらのオペランドに移動対象のフロントエンドサーバ(FES1)を指定している場合は指定値を変更してください。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
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