スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB/パラレルサーバのユニット3にフロントエンドサーバ(FES3)とバックエンドサーバ(BES4)を追加します。このときの手順を説明します。
システム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用するため,HiRDBを正常終了する必要がありません。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。
サーバを追加するため,ユニット3のメモリ所要量を見積もり直してください。また,OSのオペレーティングシステムパラメタを必要に応じて変更してください。メモリ所要量,及びオペレーティングシステムパラメタの見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
なお,オペレーティングシステムパラメタの変更を有効にするには,OSをリブートする必要があるため,HiRDBを正常終了する必要があります。ここでは,オペレーティングシステムパラメタの変更はないとします。
次に示す手順で,サーバ構成の変更を反映したHiRDBシステム定義を作成してください。また,(6)でRDエリアを追加又は移動する場合はグローバルバッファの定義も修正してください。
pdloginit -d sys -s fes3 -f /sysarea/log01 -n 5000 -D 1 : pdloginit -d spd -s fes3 -f /sysarea/sync01 -n 5000 -D 2 : pdstsinit -s fes3 -f /sysarea/ssts01 -c 3000 -D 3 : |
pdconfchk -d chgconf |
$PDDIR/conf/chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
pdchgconf |
HiRDBシステム定義を変更後のHiRDBシステム定義に置き換えます。
必要に応じてBES4にRDエリアを追加又は移動してください。RDエリアの追加については,「15.2 RDエリアを作成する方法(RDエリアの追加)」を参照してください。RDエリアの移動については,「15.9 RDエリアを移動する方法(RDエリアの移動)」を参照してください。
(2)でグローバルバッファの定義を変更しなかった場合は,pdbufmodコマンドでグローバルバッファを動的変更してください。
クライアント環境定義の次に示すオペランドに,追加したフロントエンドサーバ(FES3)を必要に応じて指定してください。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.