スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDBサーバとHiRDBクライアント間,又はHiRDBサーバ間の通信処理で使用するポート番号は,OSが自動的に割り当てています。通信処理が大量に発生すると,ポート番号の不足によって処理が中断したり,又はほかのプログラムの通信処理に影響を及ぼしたりします。これを防ぐために,HiRDBが通信処理で使用するポート番号を範囲指定できます。
なお,通信処理で使用するポート番号が少ない場合には,この機能を使用する必要はありません。また,この機能はサーバ間通信に該当します。HiRDB下のすべてのプロセスに有効となるものではありません。コマンドなどの通信処理ではOSが割り当てるポート番号を使用します。
Linux版の場合にポート番号を範囲指定するかどうかを検討してください。そのほかのOS版ではポート番号の範囲指定は必要ありません。
HiRDBが使用するポート数については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_registered_portオペランドでポート番号を範囲指定します。
pd_registered_portオペランドで範囲指定するポート番号は,次に示すポート番号と重複しないようにしてください。重複すると,HiRDBを開始できないなどの不具合が発生することがあります。
pd_registered_port_checkオペランドにY,C,又はWを指定すると,4のポート番号の重複チェックをHiRDBが行います。このオペランドにNを指定した場合は,ポート番号の重複チェックをHiRDBは行いません。この場合,HiRDB管理者がポート番号の重複チェックを行う必要があります。
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