スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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8.6.2 デッドロック情報の出力内容

デッドロック情報の出力内容を次の図に示します。

図8-7 デッドロック情報の出力内容

[図データ]

デッドロック情報の出力内容を以下に説明します。

(1)デッドロック検知日時
HiRDBがデッドロックを検知した日付と時刻(月 日 時:分:秒 西暦)を示します。

●デッドロックとなったトランザクションを送信したサーバの情報
(2)〜(14)の情報は,デッドロックとなったトランザクションが最初に資源を占有したときの情報です。

(2)UAP識別情報
デッドロックとなったトランザクションを送信したサーバに接続しているUAPの識別情報を示します。
ここで表示する情報はpdls -d prc又はpdls -d trnコマンドで表示されるPROGRAMに該当します。ただし,一部のユティリティでは表示できません。表示できない場合は"********"を表示します。また,再開始処理で回復中のトランザクションの場合は"Rerun"が表示されます。

(3)サーバ名
デッドロックとなったトランザクションを送信したサーバのサーバ名を示します。

(4)プロセスID
デッドロックとなったトランザクションを送信したサーバプロセスのプロセスIDを示します。

(5)トランザクション識別子
デッドロックとなったトランザクションの識別子を示します。
先頭が_cmdの場合はpdholdコマンドで確保した排他です。
先頭が_utlの場合はpdcopyコマンドで確保した排他です。

●デッドロックとなったトランザクションが占有したすべての資源の情報
(6)〜(9)の情報は,デッドロックの原因となったすべての資源の情報です。このトランザクションが資源を占有していなかった場合,各情報には空白が出力されます。

(6)サーバ名
デッドロックとなったトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(7)排他制御モード
デッドロックとなったトランザクションが占有した資源に掛けた排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

(8)占有資源種別
デッドロックとなったトランザクションが占有した資源の種別を示します。資源種別については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

(9)占有資源情報
デッドロックとなったトランザクションが占有した資源の情報を示します。資源情報については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

●デッドロックとなったトランザクションが排他待ちとなった資源の情報
(10)〜(14)の情報は,デッドロックの原因となった資源の情報です。

(10)サーバ名
デッドロックとなったトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(11)排他制御モード
デッドロックとなったトランザクションが排他待ちとなっている資源に掛けようとした排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

(12)待ち資源種別
デッドロックとなったトランザクションが排他待ちとなっている資源の種別を示します。資源種別については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

(13)待ち資源情報
デッドロックとなったトランザクションが排他待ちとなっている資源の情報を示します。資源情報については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

(14)排他待ち発生時刻
デッドロックとなったトランザクションが排他待ちとなった時刻(時:分:秒)を示します。

●デッドロックを構成したトランザクションを送信したサーバの情報
(15)〜(29)の情報は,デッドロックを構成したトランザクションが最初に資源を占有したときの情報です。複数出力される場合があります。

(15)UAP識別情報
デッドロックを構成したトランザクションを送信したサーバに接続しているUAPの識別情報を示します。
ここで表示する情報はpdls -d prc又はpdls -d trnコマンドで表示されるPROGRAMに該当します。ただし,一部のユティリティでは表示できません。表示できない場合は"********"を表示します。また,再開始処理で回復中のトランザクションの場合は"Rerun"が表示されます。

(16)サーバ名
デッドロックを構成したトランザクションを送信したサーバの識別子を示します。

(17)プロセスID
デッドロックを構成したトランザクションを送信したサーバプロセスのプロセスIDを示します。

(18)トランザクション識別子
デッドロックを構成したトランザクションの識別子を示します。

●デッドロックを構成したトランザクションが占有したすべての資源の情報
(19)〜(22)の情報は,デッドロックの原因となったすべての資源の情報です。このトランザクションが資源を占有していなかった場合,各情報には空白が出力されます。

(19)サーバ名
デッドロックを構成したトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(20)排他制御モード
デッドロックを構成したトランザクションが占有した資源に掛けた排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

(21)占有資源種別
デッドロックを構成したトランザクションが占有した資源の種別を示します。資源種別については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

(22)占有資源情報
デッドロックを構成したトランザクションが占有した資源の情報を示します。資源情報については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

●デッドロックを構成したトランザクションが排他待ちとなった資源の情報
(23)〜(29)の情報は,デッドロックの原因となった資源の情報です。

(23)サーバ名
デッドロックを構成したトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(24)排他制御モード
デッドロックを構成したトランザクションが排他待ちとなっている資源に掛けようとした排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

(25)待ち資源種別
デッドロックを構成したトランザクションが排他待ちとなっている資源の種別を示します。資源種別については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

(26)待ち資源情報
デッドロックを構成したトランザクションが排他待ちとなっている資源の情報を示します。資源情報については,「8.6.4 資源種別と資源情報」を参照してください。

(27)排他待ち発生時刻
デッドロックを構成したトランザクションが排他待ちとなった時刻(時:分:秒)を示します。

(28)ユーザ識別子
HiRDBに接続しているユーザを一意に識別するために,HiRDBが動的に割り当てる通番を示します。

(29)デッドロックプライオリティ値
デッドロックとなったトランザクションのデッドロックプライオリティ値を示します。

デッドロック情報の出力例を次の図に示します。

図8-8 デッドロック情報の出力例

[図データ]