スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
8.1.2 メッセージログファイルの運用
HiRDBは二つのメッセージログファイル(pdlog1とpdlog2)を交互に使用します。片方のメッセージログファイルの容量が一杯になると,HiRDBはそのメッセージログファイルへのメッセージログの出力をやめて,もう片方のメッセージログファイルに出力します。このとき,切り替え先のメッセージログファイルに格納されている古いメッセージログは消去されます。
メッセージログファイルの切り替えを次の図に示します。
図8-1 メッセージログファイルの切り替え
- 〔説明〕
- pdlog1が一杯になると,メッセージログの出力先ファイルがpdlog2に切り替わります。そのとき,pdlog2に格納されていた古いメッセージログは消去されます。
- 参考
- メッセージログが出力されているメッセージログファイルを知りたい場合は,OSのlsコマンドなどでファイルの最終更新日時を確認してください。最終更新日時が新しい方が,現在使用しているメッセージログファイルです。
- HiRDBの開始時(すべての開始モード)には,メッセージログファイルの切り替えは行われません。HiRDBの終了時に出力先となっていたメッセージログファイルに続けて出力されます。
- メッセージログファイルが切り替わった場合にHiRDB管理者がすること
メッセージログファイルが切り替わった場合,KFPS01910-Iメッセージが切り替え前のメッセージログファイルに出力されます。切り替え前のメッセージログファイル中のメッセージログを保存する場合は,メッセージログファイルのバックアップを取得してください。
- メッセージログファイルの容量を変更する場合
pd_mlg_file_sizeオペランドでメッセージログファイルの容量を設定します。必要に応じて容量を変更してください。
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