スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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6.9.4 満杯データページの調査方法

HiRDBファイルが満杯状態かどうかは,データベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)のRDエリアの物理的解析を実行すると分かります。

●データベース状態解析ユティリティの出力例

RD Area Name   : LOB001
    :
    :
 Freeze Specified : Y
  HiRDB File Name : /rdarea/lob001/file01
   File Size      :       8192 segments   Extent Count :   1/ 24
   Segment        :       8190/      8192
   Freeze Status  : U
  HiRDB File Name : /rdarea/lob001/file02
   File Size      :       8192 segments   Extent Count :   1/ 24
   Segment        :       8000/      8192
   Freeze Status  : F    2001/12/06    20:37:05
  HiRDB File Name : /rdarea/lob001/file03
   File Size      :       8192 segments   Extent Count :   1/ 24
   Segment        :       1000/      8192
   Freeze Status  : U

〔説明〕
下線部分の情報から現在使用中の(データを格納する)HiRDBファイルが/rdarea/lob001/file03ということが分かります。したがって,その一つ前のHiRDBファイル(/rdarea/lob001/file02)が満杯データページのHiRDBファイルということになります。
備考
  • LOBデータはできるかぎり連続ページに確保されるため,データが1ページに収まらない場合は,この例のようにHiRDBファイルの最後の数ページが使用されないことがあります。
  • LOBデータを削除すると,使用中ページが100%になりません。そのため,この例のように8000 / 8192となります。
  • 最終HiRDBファイル(/rdarea/lob001/file03)の使用中ページが最終ページになると,最終HiRDBファイルも満杯データページのHiRDBファイルとみなします。
そのほか更新凍結状態に関係する項目を説明します。
Freeze Specified:更新凍結コマンドを実行したRDエリアかどうかを示します
Y:更新凍結コマンド実行済み
N:更新凍結コマンド未実行
Freeze Status:HiRDBファイルが更新凍結状態かどうかを示しています。
F:更新凍結状態
U:更新可能状態