スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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5.2.2 予備ファイルがない場合

次に示すどちらかの方法で予約ファイルを予備にしてください。予約ファイルがない場合はステータスファイルを追加してください。追加方法については,「5.2.6 ステータスファイルを新規追加する場合」を参照してください。

<この項の構成>
(1) ステータスファイルの実体がある場合
(2) ステータスファイルの実体がない場合

(1) ステータスファイルの実体がある場合

ステータスファイルの実体があるとは,pdstsinitコマンドでステータスファイルを作成しているという意味です。

〈手順〉
  1. pdlsコマンドで実体がある予約ファイルを確認してください。ファイルの状態がCLOSEと表示されます。
    pdls -d sts -s b001
  2. pdstsopenコマンドで予約ファイルを予備にしてください。
    pdstsopen -s b001 -n sstsfg01
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。

(2) ステータスファイルの実体がない場合

ステータスファイルの実体がないとは,pdstsinitコマンドでステータスファイルを作成しないで,HiRDBシステム定義にステータスファイルの定義をしただけの状態のことです。

〈手順〉
  1. pdlsコマンドで実体がない予約ファイルを確認してください。ファイルの状態がNONEと表示されます。
    pdls -d sts -s b001
  2. pdstsinitコマンドでステータスファイルを作成します。作成するステータスファイルの名称は,HiRDBシステム定義で定義したステータスファイル名称と同じにしてください。
    pdstsinit -s b001 -f /sysfile01/ssts1a -l 4096 -c 1000
    pdstsinit -s b001 -f /sysfile01/ssts1b -l 4096 -c 1000
  3. pdstsopenコマンドで,2で作成したステータスファイルをオープンします。
    pdstsopen -s b001 -n sstsfg01
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。