スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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4.4 シンクポイントダンプファイルの状態遷移

HiRDB稼働中のシンクポイントダンプファイルの状態遷移を表4-3及び表4-4に示します。

表4-3 HiRDB稼働中のシンクポイントダンプファイルの状態遷移(シンクポイントダンプファイルを二重化していない場合)

イベント シンクポイントダンプファイルの状態
オープン クローズ
上書きできる状態 書き込み中 上書きできない状態 予約
1 2 3 4
シンクポイントダンプの出力中 →2
シンクポイントダンプの有効化 →3 →1
シンクポイントダンプの出力障害 →4
pdlogclsコマンドの実行 →4
pdlogopenコマンドの実行 →1

(凡例)
−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。
→n:イベント後のシンクポイントダンプファイルの状態を示しています。
例えば,→1の場合はイベント後にシンクポイントダンプファイルの状態は上書きできる状態になります。

注 表中の状態遷移はイベントが正常に処理されることを前提としています。

注※ 上書きできない状態のファイルのうち,一番古い世代のファイルの状態遷移です。
 

表4-4 HiRDB稼働中のシンクポイントダンプファイルの状態遷移(シンクポイントダンプファイルを二重化している場合)

イベント システムログファイルの状態
上書きできる状態 書き込み中 上書きできない状態 予約
両系オープン A系オープン A系クロ
ーズ
両系オープン A系オープン A系クロ
ーズ
両系オープン A系オープン A系クロ
ーズ
両系クロ
ーズ
B系クロ
ーズ
B系オープン B系クロ
ーズ
B系オープン B系クロ
ーズ
B系オープン
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
シンクポイントダンプの取得直前 →4 →5 →6
シンクポイントダンプの有効化 →7 →8 →9 →1 →2 →3
A系ファイルの出力障害 →6 →10
B系ファイルの出力障害 →5 →10
pdlogclsコマンドの実行 -a及び-bオプション省略 →10 →10 →10
-aオプション指定 →3 →10
-bオプション指定 →2 →10
pdlogopenコマンドの実行 -a及び-bオプション省略 →1 →1 →7 →7 →1
-aオプション指定 →1 →7 →2
-bオプション指定 →1 →7 →3

(凡例)
−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。
→n:イベント後のシンクポイントダンプファイルの状態を示しています。
例えば,→1の場合はイベント後にシンクポイントダンプファイルの状態は上書きできる状態(両系オープン)になります。

注 表中の状態遷移はイベントが正常に処理されることを前提としています。

注※ 上書きできない状態のファイルのうち,一番古い世代のファイルの状態遷移です。