スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) HiRDBを正常終了できる場合
- 〈手順〉
- pdloglsコマンドで,シンクポイントダンプファイルの数を確認してください。ファイル数が「変更後の有効保証世代数+1」以上あるかを確認します。ない場合はシンクポイントダンプファイルを新規追加します。
pdlogls -d spd -s b001
- pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます。
- HiRDBシステム定義に次に示すオペランドを追加します。このオペランドには4で追加するシンクポイントダンプファイルを指定します。
・pdlogadfg -d spdオペランド
・pdlogadpf -d spdオペランド
また,pd_spd_assurance_countオペランドに有効保証世代数を指定します。
- pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを追加(初期設定)します。
pdloginit -d spd -s b001 -f /sysfile01/sync01 -n 5000
- pdconfchkコマンドでHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
- pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します。
- コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
(2) HiRDBを正常終了できない場合
HiRDBシステム定義を変更するときにシステム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用します。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。
- 〈手順〉
- pdloglsコマンドで,シンクポイントダンプファイルの数を確認してください。ファイル数が「変更後の有効保証世代数+1」以上あるかを確認します。ない場合はシンクポイントダンプファイルを新規追加します。
pdlogls -d spd -s b001
- $PDDIR/conf/chgconfディレクトリを作成します。
- 使用中のHiRDBシステム定義ファイルを2で作成したディレクトリ下にコピーします。
- $PDDIR/conf/chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義に次に示すオペランドを追加します。このオペランドには5で追加するシンクポイントダンプファイルを指定します。
・pdlogadfg -d spdオペランド
・pdlogadpf -d spdオペランド
また,pd_spd_assurance_countオペランドに有効保証世代数を指定します。
- pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを追加(初期設定)します。
pdloginit -d spd -s b001 -f /sysfile01/sync01 -n 5000
- pdconfchkコマンドで,$PDDIR/conf/chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
- pdchgconfコマンドで,HiRDBシステム定義を変更後のHiRDBシステム定義に置き換えます。
- コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.