スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
自動ログアンロード機能を使用するには,次に示す環境設定が必要です。
HiRDB管理者がアンロードログファイル作成ディレクトリを作成してください。ディレクトリを作成する前に,空きディスク容量を確認してください。空きディスク容量が少ないと,アンロードログファイルの作成によってディスク容量不足が発生することがあります。
また,作成するディレクトリには,HiRDB管理者に対して読み込み権限,書き込み権限,及び実行権限を与えてください。
アンロードログファイルをHiRDBファイルシステム領域に作成する場合は,ユティリティ用のHiRDBファイルシステム領域を作成してください。
なお,HiRDB/パラレルサーバの場合は,サーバごとに異なるディレクトリを作成してください。
必要な空きディスク容量を次に示します。
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アンロードログファイル作成ディレクトリは最大128個作成できますが,多く作成することはお勧めしません。管理が大変にならないよう多くても4個ぐらいにすることをお勧めします。1個だと管理が楽になりますが,ディスク容量満杯又はディスク障害などが発生した場合,自動ログアンロード機能が停止します。
ディレクトリを二つ以上作成しておけば,すべてのディレクトリでアンロードログファイルの作成が失敗しないかぎり自動ログアンロード機能が停止しません。このとき,異なるパーティションにディレクトリを作成してください。
アンロードログファイルをHiRDBファイルシステム領域に作成する場合は,pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を作成してください。pdfmkfsコマンドに指定するオプションの目安を次の表に示します。
表3-8 pdfmkfsコマンドに指定するオプションの目安(アンロードログファイルをHiRDBファイルシステム領域に作成する場合)
pdfmkfsコマンド のオプション |
指定値の目安 |
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-k | 使用目的にはUTLを指定します。 |
-n | HiRDBファイルシステム領域長には次に示す計算式の値を指定します。 アンロードするシステムログファイルの総レコード数×システムログファイルのレコード長×作成するアンロードログファイル数×1.2÷1048576 |
-l | 最大ファイル数には,作成するアンロードログファイル数を指定します。 |
-e | 最大増分回数には,作成するアンロードログファイル数×24を指定します。 |
作成したアンロードログファイル作成ディレクトリをpd_log_auto_unload_pathオペランドに指定してください。
アンロードログファイルをHiRDBファイルシステム領域に作成する場合は,そのHiRDBファイルシステム領域名を指定してください。
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