スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
アンロード待ち状態のシステムログファイルをHiRDBが自動的にアンロードする機能をシステムログファイルの自動ログアンロード機能といいます。HiRDB管理者が事前に作成したディレクトリ(これをアンロードログファイル作成ディレクトリといいます)下にアンロードログファイルが作成されます。自動ログアンロード機能を次の図に示します。
図3-6 自動ログアンロード機能
ディスク容量満杯又はディスク障害などで,アンロードログファイル作成ディレクトリにアンロードログファイルを作成できない場合,自動ログアンロード機能を停止します。したがって,HiRDB管理者は定期的にアンロードログファイル作成ディレクトリ内のアンロードログファイルを別の媒体に移動してください。また,不要なアンロードログファイルを削除してください。
なお,アンロードログファイル作成ディレクトリを二つ以上作成した場合は,全ディレクトリでアンロードログファイルを作成できないときに自動ログアンロード機能を停止します。
システムログファイルのアンロード状態をHiRDBがチェックしない場合(pd_log_unload_check = Nを指定している場合)は,自動ログアンロード機能は使用できません。
自動ログアンロード機能で作成されるアンロードログファイルの名称は,次に示す形式になります。なお,作成されたアンロードログファイルの名称は,KFPS01212-Iメッセージで表示されます。
自動ログアンロード機能で作成されるアンロードログファイルの名称は,pdlogatulコマンドで確認できます。
ディスク容量満杯又はディスク障害などで,アンロードログファイル作成ディレクトリ内にアンロードログファイルを作成できない場合,ほかのディレクトリ下にアンロードログファイルを作成します。このとき,HiRDBはpd_log_auto_unload_pathオペランドに指定した順番にディレクトリを使用します。
例えば,pd_log_auto_unload_path="ディレクトリ1","ディレクトリ2","ディレクトリ3",…と指定した場合,HiRDBはディレクトリ1,ディレクトリ2,ディレクトリ3,…の順番にディレクトリを使用します。ただし,ディレクトリ2がディスク障害などで使用できない場合,ディレクトリ1の次にディレクトリ3を使用します。
なお,HiRDBの正常開始時はディレクトリ1から使用します。ただし,これはディレクトリ1にアンロードログファイルがない場合です。ディレクトリ1にアンロードログファイルがある場合はディレクトリ2を使用します。
HiRDBの再開始時はHiRDB終了時に使用していたディレクトリを使用します。
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