スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) HiRDBを正常終了できる場合
- 〈手順〉
- pdfstatfsコマンドで,システムログファイルを作成するHiRDBファイルシステム領域に空きがあるかを確認します。
pdfstatfs /sysfile01
空きがない場合はHiRDBファイルシステム領域を新規作成してください。HiRDBファイルシステム領域の作成方法については,「10.2 HiRDBファイルシステム領域を作成(初期設定)する方法」を参照してください。
- pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します。
- HiRDBシステム定義に次に示すオペランドを追加します。このオペランドには4で追加するシステムログファイルを指定します。
・pdlogadfg -d sysオペランド
・pdlogadpf -d sysオペランド
- pdloginitコマンドでシステムログファイルを追加(初期設定)します。
pdloginit -d sys -s b001 -f /sysfile01/syslog1a -n 5000
pdloginit -d sys -s b001 -f /sysfile01/syslog1b -n 5000
- pdconfchkコマンドでHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
- pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します。
- コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
(2) HiRDBを正常終了できない場合
HiRDBシステム定義を変更するときにシステム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用します。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。
- 〈手順〉
- pdfstatfsコマンドで,システムログファイルを作成するHiRDBファイルシステム領域に空きがあるかを確認します。
pdfstatfs /sysfile01
空きがない場合はHiRDBファイルシステム領域を新規作成してください。HiRDBファイルシステム領域の作成方法については,「10.2 HiRDBファイルシステム領域を作成(初期設定)する方法」を参照してください。
- $PDDIR/conf/chgconfディレクトリを作成します。
- 使用中のHiRDBシステム定義ファイルを2で作成したディレクトリ下にコピーします。
- $PDDIR/conf/chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義に次に示すオペランドを追加します。このオペランドには5で追加するシステムログファイルを指定します。
・pdlogadfg -d sysオペランド
・pdlogadpf -d sysオペランド
- pdloginitコマンドでシステムログファイルを追加(初期設定)します。
pdloginit -d sys -s b001 -f /sysfile01/syslog1a -n 5000
pdloginit -d sys -s b001 -f /sysfile01/syslog1b -n 5000
- pdconfchkコマンドで,$PDDIR/conf/chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
- pdchgconfコマンドで,HiRDBシステム定義を変更後のHiRDBシステム定義に置き換えます。
- コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
- 備考
- ここで説明する方法でシステムログファイルを追加する場合,pdchgconfコマンドの実行中にシステムログファイルがスワップします。スワップ先にできる状態のファイルがない場合は,追加したシステムログファイルにスワップします。
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