スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
ここでは,HiRDBファイルシステム領域を作成(初期設定)する方法について説明します。
キャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルをpdfmkfsコマンドで初期設定すると,HiRDBファイルシステム領域として使用できるようになります。HiRDBファイルシステム領域を作成するときの手順を次に示します。
HiRDBファイルシステム領域の名称には,キャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルの実体名称をそのまま使用しないで,OSのlnコマンドで実体名称にシンボリックリンクした名称を使用することをお勧めします。こうすると,次に示す場合の運用が容易になります。
lnコマンドについては,OSのマニュアルを参照してください。
HiRDBファイルシステム領域の所有者及びアクセス権を変更してください。そうすれば,権限を持たないユーザからの不当なアクセスを防止できます。HiRDBファイルシステム領域に設定する所有者及びアクセス権を次の表に示します。
表10-2 HiRDBファイルシステム領域に設定する所有者及びアクセス権
所有者,アクセス権 | 設定する情報 | 実行するコマンド※ | |
---|---|---|---|
所有者 | ユーザID | HiRDB管理者 | chownコマンド |
グループID | HiRDBグループ | chgrpコマンド | |
アクセス権 | 所有者 | rw(読み書きができます) | chmodコマンド |
グループ | rw(読み書きができます) | ||
その他 | −−(アクセスできません) |
注※ OSのコマンドです。OSのマニュアルを参照してください。
pdfmkfsコマンドで,キャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルをHiRDBファイルシステム領域用に初期設定します。HiRDBファイルシステム領域の設計方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
コマンド実行例を次に示します。
pdfmkfs -n 25 -l 5 -k DB -e 5 /svr01DB001 |
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
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