スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
- 実行者 HiRDB管理者又はユーザ権限を管理する人(DBA権限保持者)
表を作成する人に,定義系SQLのGRANT文で次に示す権限を与えます。
- CONNECT権限
- スキーマ定義権限
- RDエリア利用権限※
- 注※
- 私用RDエリアに表を作成する場合に必要です。
- 公用RDエリアに表を作成する場合は不要です。
- 例題
- 表を作成するユーザ(認可識別子:USER002,パスワード:HIRDB002)に,CONNECT権限,スキーマ定義権限,RDエリア利用権限(RDエリア名:RDAREA01)を与えます。
GRANT CONNECT TO USER002 IDENTIFIED BY HIRDB002
GRANT SCHEMA TO USER002
GRANT RDAREA RDAREA01 TO USER002
- <この項の構成>
- (1) GRANT文以外でスキーマ定義権限を与える方法
- (2) GRANT文以外でRDエリア利用権限を与える方法
- (3) 私用RDエリアを公用RDエリアにする方法
(1) GRANT文以外でスキーマ定義権限を与える方法
スキーマ定義権限を与えたい人のスキーマを定義します。そうすると,スキーマを定義した人に,スキーマ定義権限が与えられます。
(2) GRANT文以外でRDエリア利用権限を与える方法
HiRDB管理者が私用RDエリアを定義するとき※に,その私用RDエリアに対してRDエリア利用権限を与えられます。
- 注※
- 次に示すユティリティの制御文で指定します。
- データベース初期設定ユティリティのcreate rdarea文のUSER USED BYオペランド
- データベース構成変更ユティリティのcreate rdarea文のUSER USED BYオペランド
私用RDエリアのRDエリア利用権限を削除した後に,定義系SQLのGRANT文で変更します。私用RDエリアのRDエリア利用権限の削除方法については,「2.3(4) RDエリア利用権限を取り消すには」を参照してください。
- 例題
- RDエリア(RDエリア名:RDAREA02)を公用RDエリアにします。
GRANT RDAREA RDAREA02 TO PUBLIC
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