スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
簡易導入で構築するHiRDBのシステム構成を次の図に示します。
図22-1 簡易導入で構築するHiRDBのシステム構成
HiRDB内の主要な構成単位である,システムファイル及びRDエリアについて簡単に説明します。
障害発生時にHiRDBのシステムの状態を回復するためにHiRDBが使用するファイルをシステムファイルといいます。
HiRDBのシステムファイルの種類を次の表に示します。
表22-3 HiRDBのシステムファイルの種類
ファイルの種類 | 働き |
---|---|
システムログファイル | データベースの更新履歴情報を格納します。 |
シンクポイントダンプファイル | HiRDBの管理情報を格納し,システムログファイルと併せて,障害回復時に利用できます。 |
ステータスファイル | HiRDBの再開始時に必要なシステムのステータス情報を格納します。 |
データベースの情報を格納するための単位をRDエリアといい,HiRDBファイルシステム領域中の複数のHiRDB専用のファイルから構成されます。RDエリアの主な種類について次の表に示します。
表22-4 RDエリアの主な種類
RDエリア | 働き |
---|---|
システム用RDエリア | ディクショナリ表などのシステムの情報を格納します。 |
ユーザ用RDエリア | ユーザが作成する表とインデクスを格納します。 |
ユーザLOB用RDエリア | ユーザが作成する表とインデクスのうち,キロバイト,メガバイト,ギガバイト単位の長大データ(バイナリデータ)を格納します。 |
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