スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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17.2.2 解析情報表及び運用履歴表を格納するデータディクショナリ用RDエリアの容量の見積もり

create rdarea文にdatadictionary of dbmanagementを指定する場合のデータディクショナリ用RDエリアの容量は,次に示す計算式で求めます。

計算式

データディクショナリ用RDエリアの容量=(↑(a×1.3)÷b↑)×b×4096
(単位:バイト)

a:データディクショナリ用RDエリアの総ページ数※1

b:データディクショナリ用RDエリアのセグメントサイズ※2

注※1
「表の格納ページ数+インデクスの格納ページ数」です。「(1)表の格納ページ数の計算方法」及び「(2)インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照してください。

注※2
データベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定するセグメントサイズです。
<この項の構成>
(1) 表の格納ページ数の計算方法
(2) インデクスの格納ページ数の計算方法

(1) 表の格納ページ数の計算方法

表の格納ページ数(単位:ページ)は,計算式1と計算式2の和になります。

計算式1

[図データ]

計算式2

[図データ]

a:作成する表の数+61(個)

b:表を格納するRDエリアの分割数の平均値(個)
分割していない場合は1とします。また,平均値は切り上げます。

c:作成するインデクス数+124(個)

e:作成する表に定義したBLOB型の列の総数+3(個)

g:作成する表に定義したBLOB属性の総数(個)

(2) インデクスの格納ページ数の計算方法

インデクスの格納ページ数(単位:ページ)は次の計算式で求めます。


ディクショナリ表のインデクスを格納するページ数×2

注※
17.1.3 インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照し,ディクショナリ表のインデクスを格納するページ数を計算してください。また,このときの計算条件を次に示します。
  1. CREATE INDEXで指定する未使用領域の比率は0とします。
  2. 計算式には,次に示す変数を代入します。
    キー長
    (変数g
    キーの種類の個数
    (変数c
    キーの重複数の平均値
    (変数d
    12 (a+c+e+g)×(b+1)+120 30

a:作成する表の数(個)

b:表を格納するRDエリアの分割数の平均値(個)

c:作成するインデクス数(個)

e:作成する表に定義したBLOB型の列の総数(個)

g:作成する表に定義したBLOB属性の総数(個)

なお,解析情報表及び運用履歴表にはユニークインデクスを定義してないため,変数hを加算する必要はありません。

注※
17.1.3 インデクスの格納ページ数の計算方法」の「(2)計算式中で使用する変数」に記載されている変数のことです。